メルセデス・ベンツ日本は2022年2月18日､「Vクラス」の一部改良と原材料費の高騰に対応し、メーカー希望小売価格を改定した。また新たに「V220 d エクスクルーシブ ロング プラチナスイート」を追加発売した。
「Vクラス」は、ワイドでスクエアなスタイリングと、上質な広い室内空間にアレンジ自在なシートを備えたプレミアムミニバンだ。
2019年10月に発表した現行Vクラスは、3点式シートベルト一体型のシートや多彩なシートアレンジが可能なシートレイアウト、FR駆動レイアウトなど、これまでのVクラスのコンセプトを継承しながらも、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」と対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を標準装備するなど、最新の快適性、安全性を備えている。
今回の変更点では、全モデルに最新の直列4気筒クリーンディーゼルエンジンとワイドなギヤ比を持つ9G-TRONIC（AT)を採用している。最新の直列4気筒ディーゼル「OM654型）は最高出力163ps、最大トルク380Nmを発生する。
このエンジンはシリンダーブロックと、ピストンに熱膨張率の異なる素材を採用していることや、メルセデス・ベンツが開発した表面コーティング「ナノスライド」を導入することで、摩擦を低減し効率性を向上。さらに、排出ガス浄化経路の短縮やsDPF（DPF with SCR Coating選選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター）を採用し、実走行試験でもNOx規制をクリアしている。
細部では、夜間にフロントドア下部から照射されるブランドロゴによりドア開閉時に足元を照らすブランドロゴ・プロジェクターライト、フロントシートの座面長延長機能も全モデルが標準装備している。
新たに設定された最上級グレードの「V 220 d エクスクルーシブ ロング プラチナスイート」は、専用アルミニウムインテリアトリム、全席ナッパレザーシートとレザーARTICOダッシュボードを採用。高級感あふれるインテリア内装としている。また、フロントシートにはシートベンチレーターを備え快適性も向上している。
さらにデジタルルームミラーを標準装備。これはスイッチを操作することで通常のルームミラーに切り替えることも可能だ。
運転席と助手席の間には、容量3.2Lの冷蔵庫付きセンターコンソールを装備。センターコンソール後方には温冷機能付きカップホルダーも備えている。
2列目シートには、カップホルダー、USB ポート、スマートフォン用トレイ、小物入れが備わるエクスクルーシブシートを標準仕様とし、また、前席背面部にシートバックテーブルを装備している。
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