メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2018年2月2日、メルセデス・ベンツのVクラスに「V220d Marco Polo HORIZON」を追加し、全国の正規販売店ネットワークを通じて受注を開始した。なお、デリバリー開始は7月頃を予定している。
1998年に日本に導入されたVクラスは、プレミアムミニバンというセグメントを創出。そして今回発表された「V220d Marco Polo HORIZON」は、車内で快適に休むことができるポップアップルーフやフルフラット機能付きベンチシート、前席回転式シートなど、居住性および快適性を高める専用装備を追加。アウトドア指向をさらに強めたモデルという位置付けだ。
ポップアップルーフを設けた愛大の理由は、言うまでもなく快適な就寝スペースを得るためだ。このスペースには2名まで使用可能なベッドに加えて、リーディングライト(読書灯)も備えている。また3列目シートにはフルフラット機能を採用し、車内においても広々としたスペースを確保。就寝時はここで最大3名までが利用できるため、合計で5名までの就寝スペースを備えることになった。
一方で前2座(運転席と助手席)には最大230°回転する機能を採用しており、キャンピング中など停車状態では前席を回転させることで、後席対面式のゆとりあるレイアウトが可能となっている。また3列目にはアンダーシートボックスも備えていて、足元に十分な収納スペースを用意している。
大きなボディサイズのVクラスでも、先進の安全装備に抜かりはない。追突のリスクを低減するレーダー型衝突警告システムのCPA(衝突警告システム)、最適な車間距離を自動で維持するとともに先行車が停止した場合は減速して停止するディストロニック・プラス、ドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告するブラインドスポットアシスト、車線逸脱をステアリングの微振動で警告するレーンキーピングアシスト、危険を察知した際に安全装備の効果を最大限に高めるPRE-SAFEなどを含む、「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備している。
さらに長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を70以上のパラメーターで検知して注意力低下を警告するアテンションアシスト、走行中の横風に対して車両片側のブレーキ制御を行なうことでより安定した走行をサポートするクロスウインドアシストも装備している。
なおMBJは、2018年2月2日から2月4日まで幕張メッセ(千葉県)で開催されている日本最大規模のキャンピングカー展示会「ジャパンキャンピングカーショー2018」に出展。この「V220d Marco Polo HORIZON」を会場に展示するとのことだ。価格は以下を参照。