メルセデス・ベンツ日本(以下MBJ)は2016年8月3日、シティコンパクトの「smart fortwo cabrio turbo limited(スマート・フォーツー・カブリオ・ターボ・リミテッド)」「smart fortwo turbo matt limited(スマート・フォーツー・ターボ・マット・リミテッド)」「smart forfour turbo(スマート・フォーフォー・ターボ)」を発表した。なお発売はフォーツー・カブリオが8月3日より、同マット・リミテッドが2016年10月頃、フォーフォー・ターボが2016年9月頃を予定している。
1998年にデビューしたスマートは、最小限のボディサイズに最大限の利便性、快適性、安全性、環境適合性などを凝縮したマイクロコンパクトカーとして、全世界累計の販売台数は150万台以上を記録。日本でも販売累計は3万台超と、多くのファンに愛されている。2015年10月に発表した新型スマートも好調なスタートを切ったが、今回は待望のターボエンジンと、4人乗り仕様の「フォーフォー」をラインアップに加えることになった。
今回の3モデルに共通する新型エンジンは、排気量0.9Lの直列3気筒にターボチャージャーを搭載することで、最高出力66kW(90ps)、最大トルク135Nmを発生。現在ラインアップにある自然吸気エンジンに比べて、14kW(19ps)と44Nmの向上を果たしており、スポーティさを高めるとともに、高速道路での走行もさらに快適になった。
また低排出ガス車認定(平成17年基準)の4つ星(75%低減レベル)を獲得し、JC08モード燃費も23.1(マット・リミテッド)または22.0km/L(カブリオ・ターボとフォーフォー・ターボ)を実現。新エコカー減税の対象となる高い環境性能も併せ持っている。
先代でも高い人気を誇っていたカブリオモデル「スマート・フォーツー・カブリオ・ターボ・リミテッド」は、4色のボディカラー(ラリーレッド/イエロー/クリスタルホワイト/ディープブラック)を組み合わせた各色50台の限定車となる。ラリーレッドとイエローにはブラック、クリスタルホワイトとディープブラックにはレッドのソフトトップを設定。電動開閉式のトップは走行速度に関係なく、常時開閉することが可能だ。また本革シートによる高級感あふれるインテリアには、コックピットクロック&レブカウンターなどのアイテムを備えている。装備内容や価格は以下を参照。
次に「スマート・フォーツー・ターボ・マット・リミテッド」は、ムーンホワイトマットとチタニアグレーマットの特別感が際立つ2色のマットカラーに、ブラックのトリディオンセーフティセルとフロントグリルをコーディネート。各色40台の限定発売となる。16インチのブラックペイントアルミホイールとクローム仕上げのエグゾーストエンドを専用装備し、スポーティモデルであることを強調。さらにパドルシフトやスポーツペダル、コックピットクロック&レブカウンター、本革シート、パノラミックルーフなどを装備し、高級感も訴求している。装備内容や価格は以下を参照。
「スマート・フォーフォー・ターボ」も、16インチのブラックペイントアルミホイールやクローム仕上げのエグゾーストエンドを備えた、スポーティさが際立つモデルだ。パドルシフトやスポーツペダル、コックピットクロック&レブカウンターなど、ターボモデルの走りをサポートする各種機能や、本革シートやパノラミックルーフなどの充実した装備を満載。こちらはレギュラーモデルとしての追加で、全8パターンの外装色を用意している。価格は以下を参照。
なおMBJでは、メルセデス生まれのシティ・コンパクト、smartの4人乗り「スマート・フォーフォー」のテレビコマーシャルに相葉雅紀氏を起用し、「smart surprise! 月々8900円から乗れる」篇を、2016年8月3日(水)より全国で放送開始した。このコマーシャルでは、スマート・フォーフォーの驚きの特長を相葉さんの「smart surprise!」というセリフで、スマート・フォーフォーのキビキビと小回りが効いた動きを、相葉さんのスマートでキレのあるポージングで表現しているとのこと。本テレビコマーシャルは、新型smartウェブサイトでも公開している。