{世界で最も古い歴史を持つメーカー}
メルセデス・ベンツの母体となるダイムラー社は、世界でもっとも歴史のある自動車メーカーとされ、ドイツの乗用車、トラック、バスを製造、販売する。1886年カール・ベンツによって創設され、1926年にダイムラー社と合併によりダイムラー・ベンツ社としてスタートした。拠点はドイツ・シュトゥットガルト。1920年代、欧州では多くの乗用車が製造され性能を競い合うレースが盛んに行なわれ、積極的に参戦し多くの好成績を収め名声を得ている。第2次世界大戦後は、戦前の復刻版の中型セダンの製造で再起し、1950年代にはレースで活躍した300SLRやレースマシンをモチーフとした300SLなどヒット作を生み出し、60年代後半にはEクラスがデビューする。その後もSクラスやCクラスなどが続々と登場し、ヒット作を生み出し高級車市場での存在感を高めていった。