メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2017年2月1日、Cクラスのセダンとステーションワゴンに「C200・4MATICアバンギャルド」、同じくクーペに「C180クーペ」を新たに追加した。さらにCクラスの装備を一部変更するとともにメーカー希望小売価格とオプション価格を改定し、同日より発売を開始した。
Cクラスのセダンとステーションワゴンには従来、全天候型フルタイム四輪駆動システムの4MATICは6気筒モデルだけに設定されていた。今回、4気筒ガソリンモデルの「C200・4MATICアバンギャルド」を追加したことで、ユーザーの選択の幅が広がった。同様にCクラスクーペには、500万円を切るエントリーモデルとして「C180クーペ」が追加された。
またCクラスのセダンとステーションワゴンは装備内容を一部見直し、標準装備だったレーダーセーフティパッケージについてはオプション設定とし、メーカー希望小売価格を20万円(消費税込み、以下同)引き下げた。また従来は設定のなかったC180ステーションワゴンでもレーダーセーフティパッケージを選択可能としている。さらにCクラス全車が、2017年3月31日まで実施する「メルセデス・レーダーセーフティ無料キャンペーン(別項で紹介)」の対象モデルにも追加された。
次に4気筒ガソリンエンジンを搭載するモデルのオートマチックトランスミッションを、従来の7速からメルセデス最新の9段変速となる9G-TRONIC(ナインジー・トロニック)に変更した。メルセデス中での最も変速段数が多いこのトランスミッションは、ひとつのギヤが受け持つ速度域が狭くなるために、変速ショックとエンジン回転数の上昇が抑えられ、高い快適性と静粛性を実現する。
さらにCクラスセダンにオプション設定のプレミアムパッケージまたはエクスクルーシブパッケージ(メルセデスAMG C43・4MATICのみ)に、運転に必要な情報が前方の道路状況から目を離さずに確認できるヘッドアップディスプレイを追加して、オプション価格を改定した。
同時にステーションワゴンはヘッドアップディスプレイを一部標準装備とし、メーカー希望小売価格を改定した。これらはいずれも値上げで、プラス10万円。ちなみにプレミアムパッケージは28万1000円〜40万6000円(グレードにより異なる)、エクスクルーシブパッケージは35万7000円という価格設定になる。
一方でクーペについては、まずC180クーペスポーツの装備を見直して、シートヒーターとメモリーシート(いずれも前席)、ドアを閉めてイグニッションをオンにするとシートベルトが自動的に前方へ押し出され、乗員が簡単にシートベルトを引き出すことができるオートマティックベルトフィーダーを標準装備とした。これにより価格をプラス16万円としている。また全車のトランスミッションを従来の7速ATから9G-TRONICに変更して、高い快適性と静粛性を実現している。
最後にMBJでは、2017年2月1日(水)から2017年3月31日(金)まで、再び「メルセデス・レーダーセーフティ無料キャンペーン」を実施している。対象となるのはレーダーセーフティパッケージ(通常価格は19万9000円)をメーカーオプションとして設定している新世代メルセデス(NGCC)の全モデルで、もちろんCクラスは全車が相当。適用条件はキャンペーンサイトにて応募の上、2017年3月31日までに対象となる新車の成約と登録をした方となっている。
■グレードと価格