メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2017年11月21日、Gクラスの特別仕様車「メルセデス・ベンツ G350d designo manufaktur Edition」を発表し、全国の正規ネットワークを通じて全国合計200台の台数限定で発売を開始した。また「メルセデスAMG G63 Exclusive Edition」を発表し、AMG専売拠点のAMG東京世田谷をはじめとした全国のAMGパフォーマンスセンターを通じて、台数限定(全国限定63台)で発売を開始した。
Gクラスは1979年の発売以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、常に最適のパワートレインや装備を加えながら進化を続けてきた。一時的な流行とは無縁の強烈な個性と圧倒的なオフロード性能により、登場から38年を経た現在も根強い支持を得ており、幅広いメルセデスのSUVラインアップを代表する最高級クロスカントリービークルと言える。
「G350d designo manufaktur Edition」は、最高出力245ps(180kW)、最大トルク600Nmを発揮する3.0LのV6BlueTECクリーンディーゼルエンジンを搭載するG350dをベースに開発された。外装色に特別色「マグマレッド」と「designoミスティックホワイトⅡ」に加えて、人気の「オブシディアンブラック」の3色を用意。それぞれ随所にブラックのアクセントを入れている。
一方でインテリアには、シートやステアリング、シートベルトなどにレッドアクセントを取り入れ、ドライバーのドライビングプレジャーを高めることを狙っている。またセンターコンソールには「designo manufaktur Edition」のロゴ入りトリムを採用している。
BlueTECは排出ガスに尿素水溶液のアドブルーを噴射して化学反応(還元作用)を発生させ、有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減する尿素SCR(Selective Catalytic Reduction:選択型触媒還元)ディーゼル排出ガス処理システムのBlueTEC(ブルーテック)を先代から引き続き採用。世界で最も厳しいとされる日本のディーゼル排出ガス規制にも適合する、優れた環境性能を実現している。
「メルセデスAMG G63 Exclusive Edition」はGクラスのハイパフォーマンスモデルである「G63」をベースに、通常設定のないダイナミックで落ち着きのあるマットカラー「モンツァグレーマグノ」を特別外装色として採用。さらにダークアルミニウムサイドストリップや、特別デザインのマットブラックペイントの21インチAMG 5ツインスポークアルミホイールなどを装備することで、エクステリアに力強いコントラストを生み出している。
インテリアには「designoエクスクルーシブ」を採用する。内装色にはdesignoクラシックレッドとdesignoサンド、そして特別なカーボン調のdesignoブラックの3色を用意。designoクラシックレッドとdesignoサンドを選択した場合は、シート/ダッシュボード/ステアリングにブラックを組み合わせたツートーンカラーとなる。また、スポーティな室内空間を演出するアクセントとして「AMGカーボンファイバーインテリアトリム」を採用している。
本特別仕様車はサイドアンダーミラーを標準では装着している。ただしそのサイドアンダーミラーに代えて、ドアミラー下部のカメラが助手席側の直視確認できないエリアの映像をCOMANDディスプレイに表示して安全確認をサポートするサイドビューカメラキット(9万9900円=消費税込み)をアクセサリーとして用意している。