メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2017年5月10日、AMG設立50周年を記念したGクラスの特別仕様車「メルセデスAMG G63 50th Anniversary Edition」を発表した。本特別仕様車はAMG専売拠点である「AMG東京世田谷」をはじめ、全国の正規販売店ネットワークのAMGパフォーマンスセンターを通じて、全国限定50台にて発売する。
Gクラスは1979年の発売以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、常に最適のパワートレーン、装備を加えながら進化を継続。一時的な流行とは無縁の強烈な個性と圧倒的なオフロード性能により、登場から38年を経た現在も多くのユーザーから支持され、幅広いメルセデスのSUVラインアップを代表する最高級クロスカントリービークルとなっている。
また2017年に50周年を迎えるAMG(エーエムジー)は1967年に誕生。その名は創立者のハンス・ヴェルナー・アウフレヒト(Aufrecht)、パートナーのエアハルト・メルヒャー(Melcher)、アウフレヒトの出生地グローザスパッハ(Grossaspach)の頭文字から取られている。
当初はメルセデスの市販車をベースに独自の改良を施したレーシングマシンを製造し、数々のレースで活躍。1988年からはメルセデスと本格的なパートナーシップを組み、中核となるモータースポーツ活動を通して培ったテクノロジーとメルセデスの最先端技術を結集し、メルセデスのトップパフォーマンスモデルの開発とエンジンの生産を行なっている。
本特別仕様車はGクラスのハイパフォーマンスモデル「G63」をベースに、通常設定のない鮮やかで気品あふれる「designoモーリシャスブルー」を特別外装色として採用。さらにフェンダーや前後のバンパー、ルーフ、ドアミラーカバー、サイドストリップライン、スペアタイヤカバーなどにブラックのアクセントカラーを配色。足元には特別デザインの「ブラックペイント20インチAMG5スポークアルミホイール」を採用して、力強いコントラストを生み出している。
一方でインテリアには、「designoエクスクルーシブ」を採用。内装色は4色から選択可能で、ベース車でも人気のポーセレンに加えて、特別色のサドルブラウンとモカブラウンを設定。これら3色ではシート/ダッシュボード/ステアリングはブラックを組み合わせたツートーンカラーとなり、内装色と同色のステッチも施されている。
また唯一モノトーンとなるブラック内装にはディープブルーステッチを施している。さらにスポーティな室内空間を演出するアクセントとして、「AMGカーボンファイバーインテリアトリム」を採用している。
なお、本特別仕様車にはサイドアンダーミラーが標準で装備されているが、このサイドアンダーミラーに代えて、ドアミラー下部のカメラが助手席側の直視確認できないエリアの映像をCOMANDディスプレイに表示して安全確認をサポートするサイドビューカメラキット(9万9900円/税込み)も、アクセサリーとして用意されている。価格などは以下を参照。
■装備と価格