メルセデス・ベンツ クラス初のオープンモデル「Cクラス カブリオレ」が登場

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メルセデス・ベンツ日本は2016年9月28日、Cクラスとしては初のオープンモデル「Cクラス カブリオレ」の発売を開始した。

Cクラスは、2014年の現行型デビューから4万台以上を販売するメルセデスの中核を担うモデルだ。今回そのラインアップに加わった「Cクラス カブリオレ」の最大の特徴をピックアップすると、まずオープン時もクローズ時でもスタイリッシュで美しいエクステリア、次に高い安全性を備える軽量で高剛性なアルミニウムハイブリッドボディシェル、最後に安全性と快適性を高次元で融合させたレーダーセーフティパッケージという内容になる。

「Cクラス カブリオレ」はメルセデスの最新デザイン哲学「モダンラグジュアリー」を体現している。フロントセクションはロングノーズとショートオーバーハングが特徴で、オープン時はもちろん、ソフトトップを閉じた状態でも、スタイリッシュで美しいプロポーションを実現している。

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電動開閉式の「アコースティックソフトトップ」は、高い遮音性と耐候性を備えている。ボディカラーに適合した鮮やかな3色(ブルー/ブラック/ダークレッド)が用意され、クリアな後方視界を確保するためにガラス製のリヤウインドウが採用されている。さらに走行中でも50km/hまで開閉が可能で、約20秒という短時間で開閉が完了する。

■装備とデザイン
インテリアは高級な素材を用いて丁寧に作り込まれており、Cクラスに共通する上質さと実用性を両立している。またオープンドライブ時に、室内への風の巻き込みを抑えて、暖かい室内の空気を逃がさないエアキャップ機能や、ヘッドレスト下部から温風を吹き出して首の周囲を暖めるエアスカーフも装備(一部モデルはオプション)。さらにワンタッチで50:50分割可倒式のリヤシートを倒すことができるトランクスルー機能も備えている。
カブリオレはルーフがない構造から、ボディ剛性の確保などに特有の技術を必要とするが、「Cクラス カブリオレ」の場合は、ベースとなるセダンモデルの開発初期から十分な剛性が確保できるように考慮されていたとのことだ。さらにボディシェルのフロントエンドとフロア周辺、ルーフまわりがカブリオレ用に新設計されている。メルセデスの最新テクノロジーであるアルミニウムハイブリッドボディシェルにより、軽量なアルミニウム合金と高強度スチール材を巧みに組み合わせることで、軽量化と高いボディ剛性を両立させている。

安全面では、乗員空間を確保すべき部分に高張力鋼板や超高張力鋼板を使用することにより生存空間を確保しながら、その周辺を衝撃吸収構造とすることで世界最高水準の衝突安全性能と歩行者保護性能を実現。また同時に、この強靭なボディによって快適な乗り心地と高い路面追従性や俊敏なハンドリングといった優れた走行性能も実現している。

安全運転支援システムのレーダーセーフティパッケージは、今回、全モデルに標準装備される。具体的にはクルマの周囲360°をカバーする複合的なセンサーシステムとなる。フロントウインドウ内側のステレオマルチパーパスカメラは最大500mの範囲で大まかな様子をモニターするほか、2つのカメラで車両前方の約50mの範囲を立体的に捕捉。レーダーはラジエーターグリル奥に77GHzの中・長距離レーダーとリヤバンパー中央の25GHzマルチモードレーダー、フロントおよびリヤバンパー側面に内蔵された25GHzの短距離レーダー4個の合計6個が搭載されている。

これらのカメラとレーダーから得られたデータは高度なアルゴリズム(算法)で解析することにより、先行車両/横切る車両/後方車両/対向車/歩行者などを検出し、その位置を特定。これによって状況を判断して、アクセルやブレーキ、ステアリングを自動でアシストする部分自動運転を実現している。

また安全性に加えて利便性も向上する装備として、自動操舵とブレーキ制御によって縦列駐車と並列駐車をアシストする「アクティブパーキングアシスト」機能も備えている。

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■ラインアップと価格

PRICELIST

編:Cクラスのモデルラインアップがさらに充実。セダン、ステーションワゴンの基幹に加えてクーペ、SUVのGLC、ロードスターのSLC、そして4座のCクラスカブリオレとフルラインアップ。このカブリオレにはAMGモデルも43、63と2モデルラインアップした。

メルセデス・ベンツ日本 公式サイト

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