メルセデス・ベンツ日本は2024年12月19日、メルセデス・ベンツの2+2シートのラグジュアリーロードスター「メルセデスAMG SL」のPHEVモデルとなる「メルセデス AMG SL 63 S E PERFORMANCE」を追加発売した。
AMG SL 63 S E PERFORMANCEは、新たにサイドエンブレムに「E PERFORMANCE」を、そしてリヤエンブレムには赤色の「E PERFORMANCE」を配置している。
ホイールは21インチAMGアルミホイールを標準装備し、有償オプションのAMGカーボンパッケージを選択すると別デザインの21インチAMGアルミホイール(鍛造)が装着される。
ソフトトップは、軽量なスチール/アルミ製構造であるが、追加の補強材として、2本の丸いアルミニウム製クロスビームが一体化されている。幌の色は 標準装備でブラック、有償オプションでグレーとレッドの合計3色から選択できる。
インテリアトリムはMANUFAKTUR(マニュファクツール)ブラッククローム・インテリアトリムを標準装備し、有償オプションのAMGカーボンパッケージを選択するとAMGカーボンファイバー・インテリアトリムが装着される。
シートは、レイヤーや折り目を巧みに組み合わせ、ライトでスリムなデザインを採用したAMG専用のスポーツシート(ナッパレザー)を標準装備している。。シートカラーは標準内装で4色、有償オプションでは、エレガントなダイヤモンドステッチ入りのMANUFAKTURナッパレザーを2色から選択できる。
また有償オプションのAMGパフォーマンスパッケージまたはナッパレザー/MICROCUTを選択すると、ヘッドレスト一体型の極めてレーシーなデザインのAMGパフォーマンスシートが装着される。シートカラーはナッパレザーが有償オプションを含む全6色、ナッパレザー/MICROCUTは全2色から選択できる。
装備は、12.3インチのデジタルコックピットディスプレイと、11.9インチの縦型メディアディスプレイの2画面を標準装備。それぞれAMGおよびハイブリッド専用のコンテンツの表示によって、特別なデザインになる。また対話型インフォテインメントシステム「MBUX」は第2世代を搭載している。
パワートレインは、1基ずつハンドビルドされる4.0L V型8気筒ツインターボエンジン「M177」型を搭載。最高出力612ps(450kW)、最大トルク850Nmを発揮する。リヤアクスルには最高出力150kW、最大トルク320Nmを発生する交流同期電動機/2速変速ギヤと、メルセデスAMGが自社開発したAMGハイパフォーマンスバッテリーを搭載するPHEVパワートレインとなっている。
システム総合最高出力は816ps(600kW)、最大トルクが1420Nmとなる。トランスミッションはAMGスピードシフトMCT・9速を搭載している。駆動システムは、前後駆動トルクが連続可変制御されるAMG 4MATIC+を採用。動力性能は0-100km/h加速はわずか2.9秒だ。
AMGハイパフォーマンスバッテリー(HPB)は、F1技術を流用しており、高出力を頻繁に、繰り返し発生できる能力と軽量構造と液冷システムを備えている。
サスペンションはフロントはインホイール型マルチリンク、リヤは5リンク式マルチリンク。ダンパーは、AMG ACTIVE RIDE CONTROLで、2つの油圧ラインの組み合わせにより伸圧減衰制御と4輪独立制御が同時に行なわれる。
そして俊敏性と高速安定性を両立させるためリヤ・アクスルステアリングを標準装備している。低速では最大2.5度の逆位相操舵が行なわれ、高速時は最大0.7度の同位相操舵が行なわれるようになっている。