メルセデス・ベンツ日本(以下MBJ)は2016年5月12日、「メルセデスAMG GT」および「メルセデスAMG GT S」を一部改良し、全国の正規販売店ネットワークを通じ発売を開始した。
この「AMG GT」は「SLS AMG」に続く、メルセデスAMG社による完全自社開発スポーツカーの第2弾。“Handcrafted by Racers.“をスローガンに、AMGのレーシングスピリットと技術を余すことなく伝えるべくつくり上げたスパルタンなスポーツカーだと謳っている。
主な変更点は、従来の「AMG GT」にはオプション扱いだった「ベーシックパッケージ」を標準装備化している。シートヒーター付きのナッパレザーシート、キーレスゴー、ハンズフリーアクセス、前2座のメモリー付きパワーシート、電動のチルト&テレスコピックステアリング、イージーエントリー、助手席側のリバースポジション機能付きドアミラー、プライバシーガラスなどとなっている。また一部のカラーを除いてメタリックペイントを標準化している。
また、「AMG GT S」では、AMGパフォーマンスシートとBrumester®サラウンドサウンドシステム、盗難防止警報システム(牽引防止機能/室内センサー)からなる「エクスクルーシブパッケージ」を標準化。さらに「AMGダイナミックパッケージプラス」の一部となるダイナミックエンジントランスミッションマウントとAMGパフォーマンスステアリング、イエローメーターゲージを標準装備化。さらに一部を除いてメタリックペイントを標準としている。
新型「AMG GT」のラインアップおよびメーカー希望小売価格は以下の通りだ。
またMBJでは今回の「AMG GT」の一部改良とタイミングを合わせて、自動車誕生130周年を記念した特別仕様車「メルセデスAMG GT S 130th Anniversary Edition」を2016年8月31日までの期間限定でリリース。本特別仕様車は専用設定の3通りの内外装の組み合わせを用意し、専用エアロパーツとマットブラックペイント鍛造ホイールのエクステリア、ナッパレザー(フルレザー仕様)による上質でスポーティなインテリアが特別さを強調している。