メルセデス・ベンツ日本は2023年4月27日、コンパクトモデルの「Aクラス」ハッチバック・シリーズのスポーツモデル「メルセデス AMG A35 4MATIC」と「メルセデスAMG A45 S 4MATIC+」、セダンの「メルセデスAMG A35 4MATIC セダン」をマイナーチェンジし、発売を開始した。
マイナーチェンジにより内外装のデザインを刷新し、装備面ではナビゲーション・システムをSクラスなどに採用している最新世代にアップデート。MBUX ARナビゲーション、アドバンスドサウンドシステムなどを標準装備としている。
さらに、A35 4MATICには48V・BSG(ベルトドリブン・スタータージェネレーター)を搭載するマイルドハイブリッドとすることで、効率性を高めている。
フロントは、縦ルーバーのAMG専用フロントグリル(A35 4MATIC)し、新デザインのボンネットエンブレムを採用している。リヤは、スポーティで安定感のある新デザインのディフューザーを装備。
A35 4MATIC、A45 S 4 MATIC+ともにホイールデザインを刷新。A35 4MATICには18インチAMG 10スポークアルミホイール、A45 S 4MATIC+には19インチAMG 5ツインスポークアルミホイールが装着されている。
インテリアは、新世代のステアリングホイールを採用。ナビゲーションやメータディスプレイ内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で操作できる機能性を持つ。また、ドライバーがステアリングを握っていることを検知するらめの静電センサーを新装備している。
さらに、A35 4MATICではオプションのアドバンスドパッケージを選択すると、シックで高級感のある本革ブラックが選択できるようになっている。
パワートレインは、A35 4MATICは最高出力306ps、最大トルク400Nm を発生する2.0L・直列4気筒ターボエンジン「M260」が搭載される。今回の改良でベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターター/ジェネレーターを兼ねるモーター「BSG」と48V電気系を採用。ブレーキ回生により発電した電力を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、エンジン始動、加速アシスト、ギアシフト時のトルクアシストなどを最大トルク160Nmのモーターでアシストし、燃費低減効果だけでなく、加速力の向上も果たしている。
A45 S 4MATIC+は、1基ずつハンドメイドされる「M139」2.0L直4ターボ・エンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャー、可変バルブリフトシステムなどはM260エンジンと同様だが、専用チューニング、専用パーツを採用し、最高出力421ps、最大トルク500Nmと、2.0L・4気筒クラスのエンジンでトップとなるパワーを実現している。このM139エンジンは前方吸気、後方排気のレイアウトとし、シリンダーブロックはクローズドデッキ構造とするなど本格的なスポーツ・エンジンとなっている
A35 4MATIC、A45 S 4MATIC+はともにAMGスピードシフト8速DCTを組み合わせている。