【メルセデス・ベンツ】究極のオフローダー。六輪駆動の「G63 AMG 6×6」を発売

Gクラス六輪駆動
全長約6m、全幅2m以上、全高約2.3mという圧倒的な存在感を持つボディ(メルセデス・ベンツ日本の上野社長・右、マーク・ボデルゲ副社長)

2014年4月25日、メルセデス・ベンツ日本は、最高級クロスカントリービークル「Gクラス」に六輪駆動のドライブトレーンを搭載した究極のオフロード車「G63 AMG 6×6」を発表した。価格は8000万円。

日本向けには2014年の生産枠5台を確保し、この特別仕様車はアジアでは日本でのみの販売となる(2014年4月25日時点)。

「G63 AMG 6×6」は、35年におよぶGクラスの歴史の中で、世界各国の軍用車両や防弾仕様車などの開発を通じて培った特殊車両技術を投入。6つの駆動輪と5つのデファレンシャルロックの採用をはじめ、アクスルやサスペンションの最適化、タイヤ空気圧調整システムの搭載などにより、砂地、岩場、水溜まりといったあらゆる悪路を走破することが可能となっている。

Mercedes-Benz G63 AMG 6x6 Showcar, Dubai 2013六輪駆動のドライブトレーンは、オーストラリア軍などに納入している軍用車両の技術を転用。センターコンソールの3つのスイッチを操作することで、急勾配や岩場をはじめとするあらゆるシーンで最大のトラクションを確保する。また防弾仕様車の技術をベースにした新開発「ポータルアクスル」の採用で、最低地上高460mm、渡河深度1mという走破能力を実現した。

さらに乗用車としては世界初となる「タイヤ空気圧調整システム」を搭載し、運転席からスイッチ操作により6つすべてのタイヤの空気圧を調整可能。砂漠など柔らかい路面を走行する際に、タイヤ空気圧を減圧して接地面積を増やすことができる。通常走行時の空気圧から砂地走行用の0.5barまでの調整時間は、20秒以下で完了する。

搭載されるエンジンは、最高出力544PS、最大トルク760Nmの動力性能を持つAMG5.5L/V型8気筒直噴ツインターボエンジン。トランスミッションには7速AT「AMG SPEED SHIFT PLUS」が採用される。

インテリアはシート、ダッシュボード、ドアパネルにもレザーを採用。フロント、リヤにも電動シート調整機能およびシートヒーターとシートベンチレーターを備える。日本仕様専用装備として、COMANDディスプレイやインスツルメントクラスター内表示の日本語対応、日本の道路事情を考慮した360度カメラシステムなど、本国仕様には存在しない装備も採用されている。

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メルセデス・ベンツ公式サイト

 

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