メルセデス・ベンツ日本は、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載したスポーツコンパクト、新型「Aクラス」に新しい直列4気筒クリーンディーゼルエンジン「OM654q」を搭載した「A200d」を追加し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて2019年3月25日より予約注文の受付を開始した。なお、納車は2019年6月頃を予定している。
新型Aクラスは、先代モデルのワイド&ローのプロポーションとアグレッシブで若々しいボディスタイルというコンセプトはそのままに、プラットフォームを完全新設計、快適性が大きく向上したスポーツコンパクトモデル。また、マルチメディアシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や、Sクラス、Eクラスなどの上級モデルに搭載されている最新の安全運転支援システムを採用するなど多くの機能を取り入れている。
今回追加する「A200d」は、メルセデス・ベンツのコンパクトモデル群にとって初めてのクリーンディーゼルエンジンを搭載したモデルとなっている。すでにCクラスやEクラスで実績があり、優れた燃費性能を誇る直列4気筒クリーンディーゼルエンジン「OM654」をベースに、横置きに対応したエンジンで、従来の排出ガス処理システムに加え、アンモニアスリップ触媒(ASC)を備えるSCR触媒が増設。その結果、欧州で2020年から施行予定のEURO6d規制や、ステージ2RDE(実路走行試験)規制に前もって適合する環境性能が確認されている。
新型直列4気筒クリーンディーゼルエンジン 「OM654q」と8速オートマティックトランスミッション
「A200d」に搭載される「OM654q」は、最高出力150PS(110kW)、最大トルク320Nmと、コンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立。
ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用しており、低回転域から高回転域 まで全域でトルクフルな加速を可能にした。ピエゾインジェクターを使用した、コモンレールダイレクトインジェクションシステムは 最大圧力2,050barまで高められている。また、冷却された高圧EGRと低圧EGRを組み合わせた「マルチウェイ排出ガス再循環(EGR)」を搭載しており、燃焼の最適化を図り、後処理を行う前の段階で窒素酸化物を低減することが可能になった。
さらに、組み合わされるトランスミッションは新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション「8G-DCT」となり、様々な状況で最適なギアを選択することで、環境性能や動力性能に貢献する。
価格(税込)
・A200d:369万4,445円