メルセデス・ベンツ日本は2022年2月16日、AMGシリーズなどに搭載されているV8エンジンの点火コイルに不具合があるとしてリコールを届け出た。
この届出は本国からの情報によりリコールとなっている。不具合の内容はV型8気筒エンジンの点火コイルが、製造時の設備の不具合により2次コイルの配線長さが長くなりすぎ、回路内でショートが発生して点火用の高電圧が生成できず、そのシリンダーが失火することがあるというもの。
そのためエンジンの出力が低下するとともにエンジン警告灯が点灯し、最悪の場合は排気ガスが規準値を超える恐れがある。
対策は該当車両の点火コイルを良品に交換することになる。
該当車両は2017年12月〜2020年9月の間に輸入された、メルセデスAMG C63/C63Sをはじめとする計36車種、3015台となっている。