メルセデス・ベンツ日本は2019年9月30日、「第46回 東京モーターショー2019」(10月24日〜11月4日)に、日本初公開の新型EQモデルを含む最新モデルを計13台出展すると発表した。出展場所はビッグサイト・南1ホール。
出展概要
テーマは「メルセデスの“いま”をお伝えする」で、フランクフルト・モーターショーでワールドプレミアを行なった電動モビリティブランド「EQ」の最新コンセプトモデル「ビジョンEQS」、「スマート EQ fortow」がアジアで初公開となる。
ビジョンEQS
「ビジョンEQS」はラグジュアリークラス・セダンのフル電気自動車のコンセプト・モデルだ。フレキシブルな電気自動車用モジュラー・プラットフォーム「EQテクノロジープラットフォーム」を採用している。このプラットフォームは、トレッド、ホイルベースなどが自由に変更でき、多様なクラスに対応できるという。
またボディ、シャシーはスチール、アルミ、カーボンを使用したマルチマテリアル構造を採用。リサイクル性と軽量化を両立させている。また生産においてもCO2ニュートラルを実現し、サプライチェーンも含めたCO2低減を目指している。なお、現時点ではコンセプトモデルとされているが、量産モデルとしての発表もそう遠くないはずだ。
モーター出力は476PS/760Nmで4輪を駆動し、0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は200km/hと発表されている。またバッテリーは100kWhの大容量で、航続距離は700km(WLTPモード)と長距離を誇る。さらに350kWの超高圧・急速充電に対応しており、バッテリー容量の80%まで20分で充電できるという。先進技術として高速道路でのレベル3の自動運転が可能なシステムを採用している。
スマートEQ fortwo
都市におけるゼロ・エミッションカーをコンセプトにしているコミューターで、現行モデルのスマートをベースに電動化を実現。もっとも現行スマートは企画当初から電動化を想定したプラットフォームとなっていたため、2020年以降にはスマート全モデルを電動化する予定で、今回登場したスマートEQ fortwoはそれまでの暫定モデルといえる。
車体のリヤにモーターを搭載し、最大出力は82ps、最大トルクは160Nm。0-100km/h加速は11.6秒(カブリオは11.9秒)、最高速は130km/h。リチウムイオン・バッテリーの容量17.6kWhで、航続距離は159km(WLTCモード)だ。
この他に、日本での新発売モデルとして「E350de」、「V220dアバンギャルド・ロング」、「メルセデスAMG A45 S 4MATIC+エディション1」、「メルセデスAMG A35 4MATICセダン」などが出展される。