メルセデス・ベンツ V8エンジン並の動力性能を発揮するS550 プラグインハイブリッド ロングを追加発売

メルセデス・ベンツ S550 プラグインハイブリッド ロング

2014年11月25日、メルセデス・ベンツはプレステージセダンのSクラスの追加モデルとして「S 550 プラグインハイブリッド ロング」を発表し、同日から受注を開始した。デリバリー開始は12月を予定しているという。

S 550 プラグインハイブリッド ロングは、Sクラスが装備している「インテリジェントドライブ」、つまり高度運転支援機能とハイブリッドの制御を協調しているのが大きな特徴だ。「インテリジェントドライブ」はステレオカメラ、前後のバンパー両端に備えられた合計4個の25GHzミリ波レーダー、ラジエーターグリルにある77GHz(遠・中距離)マルチモード・ミリ波レーダー、リヤバンパー中央部のマルチモード25GHzレーダーを備え、先行車両、横切る車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出し、状況を判断してアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動制御し、運転をアシストするシステムだ。

メルセデス・ベンツ S550 プラグインハイブリッド ロングメルセデス・ベンツ S550 プラグインハイブリッド ロング

この運転支援する制御技術をこれまでは、車間距離の自動調整や先行車両に追従、車両後方の死角をモニターし側面衝突の危険を回避するなど予防安全技術と位置付けられていたが、この部分自動運転技術を活用し、クルマの周囲の状況に合わせて減速エネルギー回生の強さや作動時間を調整することでゼロエミッション走行の距離を最大限伸ばす「インテリジェント・プラグインハイブリッド」をS 550 プラグインハイブリッド ロングは搭載している。

アクセルペダルは「インテリジェントアクセルペダル」と名付けられ、2つの機能を備えている。プレッシャーポイント機能は、EV走行モードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに告知する。ダブルパルス機能は、ディストロニック・プラス同様にレーダーで先行車両との車間距離と速度差を計測し、ドライバーが不要な加速操作を行なっている場合、アクセルペダルに2回のノックパルスを発生させて知らせ、不要なアクセルワークを防ぐようになっているのだ。

メルセデス・ベンツ S550 プラグインハイブリッド ロング

S 550 プラグインハイブリッド ロングのパワーユニットは、最高出力333ps、最大トルク480Nmの新型3.0L・V6 ブルーダイレクト・ツインターボエンジン(276M30型)に、最高出力115ps、最大トルク350Nmという交流同期型電気モーターを組み合わせており、システム出力は442ps/650NmとV8エンジン並のパワーを実現。

ハイブリッドの走行モードは、基本の「ハイブリッド」、極力モーターのみで走行する「Eモード」(最大33km走行可能)、バッテリーの充電レベルを維持する「E-セーブ」、回生ブレーキなどにより充電を最大化する「チャージ」という4つの走行モードが選択できる。

重量114kgで8.7kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーの充電時間は、フル充電まで約4時間(AC200V電源使用時)。この大容量リチウムイオンバッテリーを搭載していながらトランク容量は365Lとしている。

S 550プラグインハイブリッド ロングは、自動車重量税、自動車取得税が100%免税となり、自動車税は75%低減されるエコカー減税と、さらにクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金を最大85万円受けることができる。

メルセデス・ベンツ S550PHV 価格

 

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