2013年5月14日、メルセデス・ベンツ日本は新開発エンジンの搭載、Eクラス初となるハイブリッドモデルの追加、安全装備の充実などのマイナーチェンジを施したEクラスを発表。同日から国内販売を開始した。
今回発表されたEクラスは、新型フロントグリルなどエクステリアデザインを一新。またデザインだけでなくエンジンや安全装備など合計2000ヶ所以上の変更を実施しながら、価格は従来モデルから据え置きとなっている。
エンジンは新開発の2L4気筒直噴ターボエンジン、3L V型6気筒クリーンディーゼルエンジン、3.5L V型6気筒ハイブリッドをラインアップする。
2LのBlueDIRECTターボエンジンは、E250（セダン／ステーションワゴン）、E250アバンギャルド（セダン/ステーションワゴン）に搭載。世界で初めて成層燃焼リーンバーンとターボチャージャー、排ガス再循環装置（EGR）の組み合わせを実現。さらにアイドリングストップ機能のECOスタートストップ機能を採用して、パフォーマンスと燃費の両方をアップした。最高出は211PS（従来モデル比＋7PS）、最大トルク350Nm（従来モデル比＋40Nm）、燃費も15.5km/L（JC08モード）と、従来モデルに比べて約23%向上している。「平成21年排出ガス基準75％低減レベル（☆☆☆☆）」を取得し、「平成27年燃費基準+20％」を達成し、新エコカー減税（重量税、取得税 免税）および自動車グリーン税制優遇措置（翌年度自動車税50%減税）の優遇を受けられる。
新型3Lクリーンディーゼルエンジンは、E350 BlueTECアバンギャルド（セダン/ステーションワゴン）に搭載され、従来モデルと比べて最高出力41PSアップの252PS、最大トルク＋80Nmの620Nmと大幅にパフォーマンスアップ。こちらもECOスタートストップ機能やエンジンマネジメントの最適化によって、燃費も向上している。
またEクラス初となるハイブリッドモデルE400 HYBRIDアバンギャルドは、3.5LのV型6気筒BlueDIRECTハイブリッドシステムを搭載。最高出力306PS、最大トルク370Nmのパフォーマンスと15.2km/L（JC08モード）の高水準の燃費性能を両立している。ちなみにこのハイブリッドシステムはメルセデスのハイブリッドとしては第二世代となるもので、最高35km/hまで電気モーターのみで走行することが可能だ。このE400ハイブリッドも新エコカー減税（重量税、取得税免税）および自動車グリーン税制優遇措置（翌年度自動車税50%減税）を受けられる。
また今回のマイナーチェンジでEクラスは安全性能の充実も図られ、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備。これまでの短距離／中長距離ミリ波レーダーに、ステレオマルチパーパスカメラ（SMPC）とマルチモードミリ波レーダー（後方）を新たに追加した。渋滞追従機能のディストロニックプラスには、カメラで車線と先行車両をモニターして、車間距離を維持しながらステアリング操作をアシストする機能がプラスされ、その他にブレーキアシストには飛び出し検知機能など、各安全装備の充実が図られている。
またハイパフォーマンスモデルのAMGモデルのラインアップも拡充。パフォーマンス志向四輪駆動機構のAMG 4MATICを搭載したE 63AMG 4MATIC（セダン／ステーションワゴン）、最新鋭5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンに専用チューニングを施した最高出力585PSのE63AMG S（セダンのみ）、 この両車を組み合わせたトップパフォーマンスモデルのE63AMG S 4MATIC（セダン／ステーションワゴン）をラインアップ。トップモデルのS 4MATICの0?100km/h加速は3.6秒だ。
Eクラス価格表セダン
Eクラス価格表ステーションワゴン
