メルセデス・ベンツ日本は2012年5月29日、メルセデスAMG専用モデルのスーパースポーツカーであるSLS AMGのクーペとロードスターに、特別に設定されたマットペイント(つや消し塗装)とスペシャルペイントのメタルパーツを採用した「SLS AMG Matt Edition」を計20台の限定で設定。同日より全国の正規販売店ネットワークを通じて発売した。
今回の特別仕様車は2011年9月に発表して好評を得た「SLS AMG Matt Black Edition(クーペ)」に続くもので、今回の「Matt Black Edition」はロードスターのみに設定し、5台限定で販売する。そして「Matt White Edition」のクーペ(10台)とロードスター(5台)という3モデルが用意された。消費税を含む希望小売価格はWhite Editionのクーペが2900万円、ロードスターはいずれも3000万円。納車はBlack Editionが2012年9月以降、 White Editionの方はいずれも同10月以降を予定している。
Black Editionはボディ外板をつや消しのdesignoマグノナイトブラックにペイント。それに対してスリーポインテッドスターやグリル/ボンネット/フェンダーのフィン、リヤのAMGや排気量を示す「6.3」のエンブレム、フューエルリッドといったメタルパーツをレッドにペイントにすることで、個性的で迫力あるエクステリアを演出。またインテリアはクラシックレッド&ブラックの2トーンカラーシートにより、エクステリアとの統一感を実現。さらにダッシュボードやドア内張りにもナッパレザーを採用したフルレザー仕様としている。
今回が初めてのWhite Editionはクーペ/ロードスターともに、ボディ外板はつや消しのdesignoマグノカシミヤホワイトに塗装されている。これに対応して、メタルパーツ(上記の内容にドアミラーカバーを追加)をマットブラックにスペシャルペイント。インテリアはポーセレン/ブラックのフルレザー仕様となる。なお、以上のモディファイはAMGパフォーマンススタジオにて、日本専用モデルとして組み上げられるとのことだ。
さらに、全3モデルに走行状況に応じてダンパー減衰力を電子制御して、快適性と運動性能を高めるAMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション、AMGパフォーマンスステアリング(本革/アルカンターラ)、マットブラックにペイントされたAMG 10スポークアルミホイール(Black Editionはリム部がレッドペイント)が装備されている。