ラグジュアリーカーの最高峰、マイバッハが装備、仕様を一新しさらに、オープンリムジンランドレーを追加した。
MAYBACHは、その高級さゆえに、あまり身近な存在のクルマではない。そもそもは、ダイムラー社のエンジニアであったウイルヘルム・マイバッハ氏が1909年に創業したブランドで、1920年代に息子のカール・マイバッハが後継者となり、1930年代にかけて自動車の開発、生産を行っていた。そして2002年にダイムラー社の最高峰として復活し、マイバッハ57、62を販売。全世界でこれまでに2600台以上を販売し、日本でも150台以上が売られている。
今回のフェイスリフトに伴い、エンジンの仕様変更も行われている。モデルは57、57S、62、62Sとニューモデルのランドレーとがあり、いずれも12気筒ツインターボを搭載し、ユーロ5の環境基準とカリフォルニア州LEV2規制に適合している。ちなみに、57と62の違いはボディサイズで62のほうがロングホイールベースで約440mm違う。また、S表示はエンジン出力がハイパワー仕様になっていることを示す。57と62に搭載されるエンジン出力は5.5Lで、550ps、900Nm。57S、62Sのほうは6.0Lで630ps、102Nmと出力もすさまじい。
新たに加わったランドレーは、62Sをベースしたソフトトップのオープンモデルで、リヤシート上部のルーフが大きく開く。6.0Lを搭載し612ps、102Nmで全長は6165mm、ホイールベースは3827mmという大型セダンである。そして乗車定員は4名だ。
マイバッハはマヌファクトゥーアと呼ばれる専用工場で、最高級素材をふんだんに用いた内装、外装を職人の手によって一台一台手作りされている。つまり、どこまでもオーナーの拘りにしたがって仕上げる、いわゆるテーラーメードのクルマ造りがされているのだ。
マイバッハ57 | マイバッハ57S | マイバッハ62 | マイバッハ62S | マイバッハランドレー |
4850万円 | 5470万 | 5550万 | 6310万 | 1億4200万円 |