【ランドローバー】たった2台しか販売されない日本市場限定のディフェンダーって!?

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2025年10月29日、日本市場限定の特別仕様車「クラシック・ディフェンダー ワークス V8 ムロマチ・エディション」の受注を開始した。販売台数は「90」、「110」各1台、合計2台のみという希少モデルだ。

この特別仕様車は、日本での事業展開を開始してから75周年を記念したもので、1950年にランドローバー・シリーズ Ⅰを初めて日本に輸入した「日本エンジニアリング」があった東京の日本橋室町2丁目2番地にちなんだ名を冠している。

クラシック・ディフェンダーは、2012年から2016年の間に生産されたドナー車両を使用し、入念にレストア、リデザイン、アップグレードされた車両だ。

「ムロマチ・エディション」も程度の良い中古車を手に入れ、車両を分解した後、新しい部品を使用して新車と同じように組み立てられている。アイバッハ製カスタムスプリングとビルシュタイン製ダンパー、改良型アンチロールバー、再設計されたリサーキュレーティング・ボールステアリングシステム、改良型アルコン製ブレーキなど、総合的にアップグレードしたサスペンションシステムを搭載している。

この車両は、1台あたりに何百時間にもおよぶ入念な作業を施し、耐久性、強度、ラグジュアリー性、機能性を備えた究極のモデルである。

「ムロマチ・エディション」は、エクステリアカラーに、このモデルのために特別に開発したムロマチヘリテージニュートラルグレイを採用。そして、車体にはバーミンガム最古の宝飾店が「ムロマチ・エディション」専用に作り上げた真鍮の各種バッジ(ランドローバーバッジ、MUROMACHIロゴ、WORKS V8バッジ)を配置しているが、これは「シリーズ I」に装備されていた輸入車用シャシープレートから着想を得たものだ。

また、ボディと同色のヘリテージメッシュグリルを備え、ナルヴィックブラックのスチールホイール、ブラックアルマイト仕上げのエクステリアドアハンドル、ブラックの金具類がアクセントとなっている。

インテリアは、ブリッジ・オブ・ウィアー社製のラグジュアリー感のあるチョコレートブラウンのセミアニリンレザーで統一。このリッチで深みのあるレザーに、シルバーアルマイトのドアハンドルとサテンブラックのファブリックルーフフレームを合わせ、時代を超越した日本の伝統芸術とデザインを表している。

「90」はソフトトップ仕様で、その折りたたみ式ルーフのデザインは、2016年に生産が終了した最後の「ディフェンダー」に装着されていたファブリックルーフをモチーフにしたもので、本格的なタイダウンとウェビングが付いている。

サイドとリヤ部分はジッパーを開いて巻き上げ、オープンエアドライビングをすることができる。また、高速走行時にルーフをしっかりと固定できるよう、タイダウンポイントを追加。そして、初めてモヘアファブリックルーフを採用し、優れた耐久性と上質さを兼ね備えた仕上がりを実現している。

一方の「110」はブラックルーフが採用されている。

パワートレインは、純正の5.0LのV8ガソリンエンジンを搭載し、最高出力405ps、最大トルク515Nmを発揮する。8速ZF製オートマチック・トランスミッションを組み合わせ、力強くも滑らかなパフォーマンスと優れたレスポンスを実現してる。

価格

クラシック・ディフェンダー ワークス V8 ムロマチ・エディション[90]:6400万円(税込み)
クラシック・ディフェンダー ワークス V8 ムロマチ・エディション[110]:6400万円(税込み)

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