フランス、パリで2月8日から12日まで開催されていた国際クラシックカー展示会「レトロモービル2017」にランボルギーニ・ポロストリコが350GTで初出展した。
350GTはランボルギーニの最初の市販車であり、愛好家の間では“ランボルギーニでもっともエレガントな1台”と言われるモデル。
ランボルギーニ・ポロストリコが手掛けたフルレストアプロジェクトとしては、ミウラ、LM002、カウンタックに続く4番目のプロジェクトとなり、350GTとしては初となる。今回レストアされたシャシーナンバー0121は、アウトモビリ・ランボルギーニが最初に製造した15台のうちの1台で、ポロストリコブースで初公開された。
ランボルギーニ・ポロストリコは、そのクルマが本来持つ独創性を維持するため、修復作業にはオリジナルパーツを使用する。場合によっては特別にパーツを再生産し、その過程では過去のサプライヤーを探しだして、オリジナルの図面や設計図を使う。
今回の350GTも車体と内装に1150時間、機械、電気系統のチェックに780時間を要した緻密な修復作業によって、修復後にトラックで披露されたテスト走行でも正確なギアチェンジとブレーキングを見せつけ、十分なパフォーマンスとバランスが証明された。