FCAジャパンは2019年4月4日、ジープの本格オフローダー「ラングラー」のラインアップに、卓越したオフロード性能を備えた「アンリミテッド・ルビコン」を追加設定し、5月18日に発売すると発表した。
ジープのラインアップの中で、ラングラーは過酷なトレイルコースで一定の性能試験をパスしたモデルのみに与えられる「トレイルレイテッド」バッジを全グレードが備えているが、その中でも最強のオフロード性能を持つのが「ルビコン」だ。日本には4ドア仕様の「アンリミテッド・ルビコン」が導入される。
アンリミテッド・ルビコンは、悪路において強力な駆動力を発揮する「ロックトラックフルタイム 4×4システム」を採用。このシステムは専用ギヤ比の副変速機を装備し、Lowレンジは通常の2.717から4.000までローギヤ化される。最終減速比も3.454から4.100へと変更されている。
またアンリミテッド・ルビコンは、後輪のみ、または前後輪両方のデファレンシャルを直結状態にできる前後輪デファレンシャルロックを装備。さらに前後アクスルはヘビーデューティ仕様のデイナー社製の「デイナー44」を装備。その他、フロントのスタビライザーを任意に解除しストロークを増大できる「電子制御式フロントスウェイバーディスコネクト・システム」も備えている。
エクステリアの専用装備として、ルビコン専用の17インチアルミホイール+マッド&テレインタイヤを採用。また、通常の標準仕様のサイドステップの代わりに車体を保護するロックレールを装備。このほかダークグレーのアクセント入りフロントグリルや、ブラック仕様のハードトップ、フェンダーフレア、フロントフェンダーの「ルビコン」デカールなど、本格オフローダーモデルであることを強調。
インテリアには、ルビコン専用のレザーシート、レッドカラーのインストルメントパネル(ボディ色がパンプキンメタリックの場合はシルバーカラー)が装備され、サブバックなどの取り付け可能なフロントシートバック・アタッチメントを装備している。