ヒョンデ スポーティEVの新たな可能性を表現したコンセプトカー「INSTEROID」を発表

ヒョンデ・モーター・カンパニーは2025年4月1日、韓国のソウルで未来を予見するデザインのコンセプトカー「INSTEROID」を発表した。

このインスタロイドは、2024年に発売された新型スモールEV「インスター」をベースに、よりスポーティなデザインと新たなユーザーエクスペリエンスをコンセプト盛り込んだモデルだ。

このコンセプトカーはヒョンデのヨーロッパ・デザインチームが担当し、インスターが備えている遊び心とステロイドというダイナミックなエネルギーを融合させ、そのエネルギーあふれるイメージと力強いルックスを融合させ、スポーティEVの新たな可能性を表現している。

インスタロイドは、細部に至るまで、人の感情や想像力を刺激する新しい方法を探求し、見た目だけでなくサウンドや光などを通じて得られる感動を重視してデザインされている。

ヒョンデ・デザインセンターの責任者サイモン・ローズビー専務は、「インスタロイドは誰もがもっと大きな夢を見て、もっと長い間笑顔でいられるように、というコンセプトになっています」と語っている。また、ヒョンデ・デザイン・ヨーロッパのドゥアルド・ラミレス・チーフデザイナーは、「インスタロイドは、ビデオゲームからヒントを得ながら、ヒョンデ・ブランドの魅力的でエモーショナルなビジョンを作り出すことで無限の創造性をフルに楽しむことができます」とコメントしている。

ワイド化されたボディ、サーキット走行に最適化されたホイール、そして空気力学に基づく大胆なウィングスポイラーやディフューザー、ホイールアーチエアベントなど、スポーツ性を重視した機能により、量産モデルのインスターを別次元のスポーツモデルに変貌させている。

コックピットはバケットシート、ロールケージ、専用のメーターパネルという必要最小限のものだけを備えたレイアウトで、没入感あるドライブ体験を生み出すことができる。

すべての要素をドライバーが調整可能としており、「作って、遊んで、壊してを繰り返す」というモットーに忠実に、ガレージで組み立てられたマシンというコンセプトを実現。感情を刺激される体験、ユニークなサウンドにより、乗る人に高揚感を与えるのだ。

ドリフトモードでドライビングできることを目指し、運転の楽しさとレースのスリルの両方を味わうことができる。そしてコクピットにおける統合型ビートハウスサウンド・システムやメッセージ・パネルなど遊び心あふれる装備により、刺激的な反応でドライバーを夢中にさせ、デザイン全体に配置された「ブースト・アイコン」によりマシンとドライバーとの感情的なつながりを深めることができるようになっている。

また、インスタロイドは環境に配慮した材料を使用しており、インテリアにはリサイクル糸を使用した3Dニット生地を採用している。

ヒョンデは恐らくこのコンセプトカーであるインスタロイドをベースに「N」モデルを派生させるのではないかと推測できる。

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