ヒョンデ IONIQ5N TAを谷口信輝がドライブし筑波EV最速タイムをマーク

ヒョンデ・モーターは2025年2月17日、高性能EV「IONIQ 5N」が2月15日に筑波サーキットで開催されたタイムアタック大会「アタック筑波2025」で、57.446秒というEV最速ラップタイムを記録したと発表した。

タイムアタックに使用された車両は「IONIQ 5N TA(Time Attack)Spec」で、ドライバーは谷口信輝選手が担当した。なお、1周が2045mの筑波サーキットで57.446秒というラップタイムは競合車両より2秒以上速いタイムとなる。

タイムアタックに使用した「IONIQ 5N TA Spec」は、車体の根本的なハードウエアの変更は行なっておらず、「5N」の量産モデルの高性能モーター駆動システムを維持。ソフトウェアのチューニングによって、リヤモーターの出力を37ps(27kW)向上させ、合計最高出力687ps(市販モデルは650ps)としている。

その他の追加の改良ポイントは、N アクティブサウンド(120dB 以上出せる改良スピーカー)、サーキット用のダンパー、リム径18インチのヨコハマ ADVAN 005スリックタイヤ、そして独自のハイダウンフォース空力パッケージなどだ。

室内では、レカロ製のプロレーサーSPA、ハンス、サベルト製6点式シートベルト、パイクスピーク・ヒルクライム仕様のロールケージ、EV専用消火システムなど安全装備が採用されている。

ドライバーの谷口信輝選手は、「他社のEVで筑波サーキットのレコードを出したことがありますが、今回のIONIQ 5 N TA Specに乗らせてもらって、これまでの記録を大きく塗り替えることができて非常に光栄です。軽量化されているとはいえ、2トンある車なので絶対的に重たい車です。それでも非常によく止まり、よく曲がります。パワーがあるのに制御が素晴らしく、曲がりや立ち上がりも安定しています。非常に不安感なく攻めることができるクルマでした」とコメントした。

また、ヒョンデのNブランドのパク・ジューン常務は、「この快挙は、ヒョンデの先進的な EV技術とコミットメントを示すものです。量産車両の部品を主に使用した IONIQ 5N TA Spec の新記録は、ヒョンデの技術力を証明する重要なマイルストーンであり、アタック筑波 2025 のようなイベントを通じて、高性能EVを世界の自動車文化に深く浸透させたいというヒョンデ Nの想いを表しています」と述べている。

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