ヒョンデ・モビリティ・ジャパンは2024年4月25日、新型の高性能電気自動車「IONIQ 5N」を6月5日(水)から発売すると発表した。それに先立ち、4月25日(木)から5月30日(木)の期間に、期間限定の特別仕様車「IONIQ 5N First Edition」の受注を開始する。
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ヒョンデは2015年に R&D拠点の韓国・南陽(ナムヤン)と、開発テストの舞台であるドイツ・ニュルブルクリンクに由来する高性能ブランド「N」を立ち上げた。ローンチ以来「ドライビングの楽しさ」を追求し、Nの電動化戦略にも適用されている「Corner Rascal(過激なコーナリング)」、「Racetrack Capability(サーキット走行スペック)」、「Everyday Sportscar(いつでもどこでも感動的なスポーツカーの走り)」を3つの柱として、様々な「N」モデルを送り出した。
そして2023年の7月、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで発表した「N」初のEVモデル「IONIQ 5N」は、電動化時代においても3つ柱で魅力を示す一台で、Hyundai がモータースポーツとRolling Lab(ローリングラボ:動く研究所)から蓄積した最新技術が投入されている。
この「IONIQ 5N」は3月27日に開催された「ワールド・カー・アワード」で「2024 年ワールド・パフォーマンス・カー・アワード」を受賞している。
「IONIQ 5N」の主な仕様は以下のようになっている。
・高性能デュアル駆動モーター
出力:前輪166kW(225ps)/後輪282kW 合計 448kW(383ps)総合出力448kW(609ps)
ブースト出力・前輪 175kW(238ps)/後輪303kW(412ps)総合出力478kW(650ps)モーター 最大回転数:2万1000rpm
・シャシー
N専用電子制御サスペンション(ECS):ホイールGセンサー+6軸ジャイロセンサーにより制御精度を向上させ、大容量可変ダンパーと組み合わせて走行性能を最適化。
Nコーナーカービング・デフ(LSD):左右後輪に最適なモーター出力が伝達するように制御する電子式作動装置により走行性能を向上させ、駆動力を的確に路面に伝達。
N専用高性能ブレーキ/回生ブレーキ:高性能車両にふさわしい前輪4ピストン大口径ブレーキを採用。最大0.6G減速が可能な Nブレーキリジェン(NBR)により強力なブレーキを実現。
またサーキット、スポーツ走行を最適化するため、ローンチコントロール、各種走行モード、マニュアル回生ブレーキコントロール、手動駆動力配分、ドリフトモード、疑似8速モード、エンジンサウンド効果の設定など、ドライバーの好みに合わせて設定できるようになっている。
エクステリアは、空力性能向上のためのエアカーテン、アクティブエアフラップとともにアグレッシブなデザインのブラック(ツヤあり)バンパーを装備。またN専用ホイール・アーチモールディングも装備する。ホイールは専用21インチ鍛造ホイール&ピレリ P-Zero タイヤ(275/35ZR/21)を装着。リヤは専用リヤバンパー&ディフューザーを装備している。
インテリアは、N専用レザーステアリングホイール、N専用センターコンソールを装備し、コンソールはニーホールドのためのパッドを装着し、サーキット走行時にもドライバーの姿勢を維持することができる。
■IONIQ 5N First Edition(限定50台)
一般販売前に先立ち、事前購入予約者へ日本特別仕様の First Editionを設定している。注目すべき特典は、「Nブランド」開発舞台であるドイツ・ニュルブルクリンクで開催されるイベントへ招待されることだ。
その他にも、First Edition専用パーツ特典や、オーナー限定セレモニーなど、ハイパフォーマンスカーとしてエモーショナルな走りを愉しめる特典が用意されている。
事前予約申込期間:4月25日(木)~5月30日(木)
先行受付申し込みページ:
https://www.hyundai.com/jp/ioniq5n-preorder
価格
IONIQ 5N First Edition:900万円前後(予定価格帯)
なお、4月25日(木)から横浜のヒョンデ・カスタマー・駅スペリエンス・センターで先行試乗が開始される。
試乗予約:https://www.hyundai.com/jp/brand/events-JP1PEM00000000000556