【GM】シボレー・コルベット Z06とZR1に、生誕60周年記念モデルを導入

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シボレー ZR1の誕生60周年記念モデル

ゼネラルモーターズ・ジャパンは2012年8月9日、シボレーのフラッグシップ・スポーツカーであるコルベットの誕生60周年を記念した「Z06」、「ZR1」の特別仕様車を導入すると発表した。この60周年記念モデルと現行モデルのZ06クーペとZR1クーペに関する受注受付は、9月30日までとなる。なお、2012年から導入された「グランスポーツ」については引き続き販売を継続する。

コルベットの第1号車は1953年6月30日に、米国ミシガン州にあるシボレーのフリント工場をロールオフ。この2シーターのロードスターはスチール製の代わりに樹脂製ボディパネルを持ち、アウタードアハンドルさえ省かれたシンプルな軽量スポーツカーとして人気を集めた。その後は、アメリカ唯一の本格的スポーツカーとしてブランドが定着。現行モデルは2005年にフルモデルチェンジされた6世代目で、初代から現在までの累計生産台数は150万台を超えている。

コルベットはサーキットで鍛えられた本格的スポーツカーという側面も持ち、1956年のセブリング12時間レースにおけるクラス優勝を皮切りに勝利を積み重ね、その経験を市販モデルにフィードバックしている。近年はスーパースポーツであるZR1をベースにしたGTカテゴリーのレーシングカーがコルベット・レーシングにより世界各地のレースに参戦し、1999年から2011年までに、ル・マン24時間レースでのクラス優勝7回を含む通算81勝を挙げている。さらにZR1は2011年、ドイツのニュルブルクリンクで量産車最速レベルのラップタイムである7分19秒63を記録している。

今回設定された生誕60周年記念モデルは、そのコルベット・レーシングと多くの共通点を持つシリーズ最高峰のZR1と、それに次ぐハイパフォーマンスモデルZ06に設定された。ZR1は476kW(647ps)を発揮するV型8気筒スーパーチャージャー付き6.2Lエンジンを搭載し、Z06は同じくV8型ながら自然吸気仕様で376kW(511ps)を発揮する7.0Lエンジンが搭載されている。

60周年記念モデルには専用のアークティックホワイトのボディカラーやダイヤモンドブルーのインテリアトリム、ブルーステッチ入りのインテリア(ステアリングホイール/シフトノブ/パーキングブレーキレバーなど)が与えられている。そのほか、60周年記念のロゴが入ったシートやボディストライプ、記念バッジ付きのステアリングホイール、ダークグレーメタリックのブレーキキャリパー、サイバーグレーのヘッドランプベゼル、ボディ同色ドアハンドルやZR1スタイル のリヤスポイラー(Z06のみ)など、特別装備が満載されている。

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Z06の誕生60周年記念モデル。ZR1とはホイールのデザインが異なる

消費税を含むメーカー希望小売価格は、60周年記念モデルの Z06が1015.0万円で、同じく60周年記念モデルの ZR1が 1520.0万円。ちなみにベース車であるZ06クーペは?985.0万円で、同じくZR1クーペが1490.0万円となっている。以上の4モデルはすべて左ハンドルで、トランスミッションは6速MTのみとなっている(グランスポーツは6.2L自然吸気エンジン&6速AT搭載)。

シボレー公式Web

ゼネラルモーターズ・ジャパン公式Web

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