フォード・ジャパン・リミテッドは2012年10月4日、フォードを代表するスペシャルティカーであるマスタングを改良。2013年モデルとして同日より発売した。今回はビッグマイナーチェンジと呼ぶに相応しい大幅なモディファイが内外装ともに施されている。また新機能・装備を追加したほか、パワートレーンも一部改良されている。
まずエクステリアではボンネット、フロントグリル、前後のバンパーのデザインを変更。V8モデルのボンネットには新たにエアベントを装備している。またヘッドランプユニットの意匠も変更され、スモールランプ部分にはLEDを新たに採用。マスタングのデザイン・アイコンとして知られている3連のリヤコンビネーションランプについても同じくLEDを採用した新デザインとなっている。
インテリアではメータークラスターのデザインを変更。中央には新たに4.2インチの液晶ディスプレイを配置。またこのディスプレイ上に「Track Apps（トラック・アップ）」 機能を搭載し、車両にかかるGフォースを計測したり、ゼロ発進加速（時速60マイルまでや0〜400mまでなど）のタイム計測などが可能になっている。なおV6モデルにも、V8シリーズ同様の運転席＆助手席シートヒーターを採用。さらに助手席にもパワーシートを装備して快適性を向上させている。
パワートレーンでは「セレクトシフト・トランスミッション」を新たに採用。シフトレバーに装着されたサムシフト・スイッチを親指で操作することで、マニュアルモードでの走行を楽しめる。さらにV8型エンジンの最高出力を426psへと、従来比で8ps向上。また、フォード独自の車両安定化装置である「アドバンストラック」も装備された。
グレード展開は従来同様で以下の通りだが、価格についても2012年モデルから変更なく据え置きとされている。
