フォード・ジャパン・リミテッドは2012年8月7日、同社のコンパクトSUVであるKuga(クーガ)に最上級グレードのIndividual(インディビデュアル)を追加すると発表した。従来モデルと同様にエンジンは2.5Lの直列5気筒DOHCを搭載し、5速ATとの組み合わせになる。駆動はAWDで右ハンドル車のみの設定だ。希望小売価格(消費税を含む)は398万円で、9月1日から発売となっている。
このクーガは2010年10月の日本導入以来、フォードのSUVラインアップに共通する高い機能性と走破性を持ちながら、キネティックデザインによる躍動的なエクステリアや、オンロードでの優れたパフォーマンスが評価されてきたモデルだ。今回新たに導入される「Individual」は、クーガのデザインコンセプトであるキネティック(動的な)デザインを強調し、より個性的で、スポーティな印象を高めた仕様を目指している。
エクステリアには、フロント/サイド/リヤに専用のボディキットパーツと大型のルーフエンドスポイラーを装着したほか、19インチタイヤと専用デザインのアルミホイールを標準装備している。
インテリアには専用のブラックの本革を採用し、シートとドアトリムにはホワイトのパイピング処理を実施している。フロントシートには“Individual”のロゴのエンボス加工が施してあり、さらには専用スカッフプレートにも同様にロゴが入っている。安全装備ではパーキングソナー(フロント&リヤ)が標準装備になっている。
ボディカラーはパンサーブラックとアイスホワイトの2色を用意。ちなみにクーガのエントリーグレードであるTrend(トレンド)は339万円、同じく上級グレードになるTitanium(タイタニアム)は378万円と、従来モデルの価格は今回変更がなかった。