2015年6月19~21日、FIA世界ツーリングカー選手権・第6戦は東ヨーロッパのスロバキアにあるスロバキアリンクで開催された。
今シーズンは初戦から全車が+60㎏の車両重量で開幕し、その後のレース結果により後位の車両はウエイトが軽減される方式となっているが、もちろんシトロエンは+60㎏のまま。シボレーRMLクルーズ、ラーダ・ベスタ、そしてホンダ・シビックはウエイトハンデが軽減されてきた。だがこのレースから4台のホンダ・シビックは60㎏の追加ウエイトを搭載することになった。またシボレーRMLクルーズはそれまでの+60㎏から+50㎏に軽減。したがって、現時点でウエイトハンデがゼロの車両はラーダのみだ。
スロバキアではまたしてもシトロエンが圧倒的な速さを見せつけ、予選でトップのミューラー、2番手のJ.M.ロペス、3番手のローブはレース1のスタート後もその順位を守り、後続のマシンを大きく引き離して1-2-3のゴールを成し遂げた。
リバースグリッドで行なわれるレース2は、8番手スタートのローブ、9番手スタートのロペス、10番手スタートのミューラーが揃って好スタートを切り、1周目にローブが2番手、ロペスが3番手、ミューラーが4番手にまでジャンプアップした。トップはシビックのタルクィーニだったが、3周目でローブはタルクィーニを抜いてトップに立ち、4周目にはロペス、ミューラーもポジションを上げ、早々に1~3番手を独占し、そのままフィニッシュを迎えた。タルクィーニは4位となった。4番手スタートのマー・チンホワはクラッチトラブルで1周目に大きく後退し、6周でピットに戻りリタイアとなった。
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