【リコール】BMW・11車種のエンジン制御ECUに不具合

BMWジャパンは2021年8月24日、11車種のエンジン制御ECUに不具合があるとしてリコールを届け出ました。

この不具合は1件の市場からの報告によるもので、エンジン制御用ECUの制御プログラムが不適切なため、始動直後にエンジンを停止するなどの操作により、エンジンに逆回転方向の力が加わり、バキュームポンプ内の潤滑油が逆流してブレーキ・ブースターの構成部品が損傷することがあるというものです。

そのため、ブレーキ・ブースターの倍力作用が損なわれて、制動停止距離が伸びる恐れがあります。

対策は該当車両のエンジン制御ECUのプログラムを対策プログラムに書き換えることになります。なお車種により販売店の診断機で書き換える方式と、無線通信によるアップデート(OTA)のいずれかの方法となります。

該当車種は、2018年12月~2021年5月の間に製造されたM340i xDrive、M340i xDrive ツーリング、M440i xDrive クーペ、M440i xDrive カブリオレ、540i xDrive、540i xDriveツーリング、745e、745Le xDrive、X3 M40i、X4 M40i、Z4 M40iの合計11車種・3095台です。

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