「空が見たい」でサンルーフオープン!セレンスとBMWが最新のバーチャルアシスタントを開発

車載音声AI技術のリーダー、セレンス社は2022年9月14日、BMWグループと共同開発した新しい音声とAIを駆使した最新バージョンのバーチャルアシスタント「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を開発したことを発表した。この新機能は、新しいBMW 7シリーズ/i7全モデルで利用可能になる。

ドライバーのさらなるニーズに応えるために設計されたBMWインテリジェントパーソナルアシスタントは、ヒューマン・マシン・インターフェースの中央制御チャネルとして機能し、BMWの車内でのインフォテイメント、車両操作の中核を担当する。

セレンスの自然言語理解機能で強化された最新世代のBMWインテリジェントパーソナルアシスタントは、これまで以上にドライバーと同乗者の音声によるさまざまな機能の操作やタスクの実行を簡単に実行できるのだ。

セレンスの最新テクノロジーで機能拡張されたBMW 7シリーズの車載アシスタントは、Apple CarPlayを使用するドライバーが何らのボタンを押さず、ウェイクアップワードを言わずにAppleのSiriを声だけで起動できるようになっている。例えば、ドライバーは「空が見たい」と言えばサンルーフが開放され、BMW i7を充電するために「ハイパワー充電器を探して」などのリクエストや、走行中の車の機能に関する音声による質問にもシステムが答えるなどが実現している。

また中国での販売モデルはBMWインテリジェントパーソナルアシスタントによりドライバーだけでなく乗員も含めてメッセージ送信や音声通話などの主要なWeChat機能を音声制御できるようになる。

さらにはBMWインテリジェントパーソナルアシスタントには、オーディオAI機能も含まれている。これは、後部座席の音声信号の強化や乗員の音声と騒音とのフィルタリング機能などで、7シリーズの4個マイクと統合されたこれらの新しい機能は、すべての同乗者のニーズに応るシステムとなっている。

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