【BMW】BMW初のラグジュアリー4ドアクーペ、6シリーズ・グランクーペが日本でビュー

2012年3月のジュネーブショーでワールドプレミアされた6シリーズ・グランクーペが日本に導入され、6月5日から発売が開始された。新型BMW 640iグランクーペについては6月中旬からデリバリーを開始し、650iグランクーペについては10月からを予定しているという。なお、海外での試乗レポートは九島辰也氏の試乗レポートで掲載している。

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今回発発売された6シリーズ のグランクーペは、ラグジュアリーさやエレガントさとスポーツ性を両立させ、さらに、BMW初となるフルサイズ4ドア・クーペモデルで、高次元の快適性と機能性を兼ね備えている。

グランクーペに搭載されるユニットは、640iに3.0L・直6型ツインスクロールターボ(320ps/450Nm)、650iは4.4L・V8型のBMWツインターボ・エンジン(450ps/650Nm)を搭載し、いずれも8速スポーツATを組み合わせている。直6型、V8型ともにエンジンは高精度直噴システム、バルブトロニックなどをフル装備した最新世代のエンジンだ。

640iに搭載される3.0L・直6ツインスクロールターボ(320ps/450Nm)エンジン

シャシーは中低速域の俊敏性と取り回しの良さ、高速域での走行安定性を高めるインテグレイテッド・アクティブ・ステアリング(4輪操舵システム)などを備え、究極のドライビング・ダイナミクスを実現している。また燃費を高めるためオートスタート/ストップ機能やブレーキエネルギー回生システムなども備えている。

エクステリア・デザインはやや保守的な4ドア・クーペとしてまとめ、パッケージングは5名乗車としている。ただし、リヤ席の中央は大きなセンタートンネルをまたぐ形になるので、基本はあくまで4座席だ。ボディは全長5m、ホイルベース2970mmとフルサイズだが、クーペらしく全高は1390mmとセダンより低めになっている。

トランクスペースは460Lの容量を持ち、60:40の分割式リヤシートバックをすべて倒すと1265Lのラゲッジ容量が得られ、ロングツーリングでもセダンに近い積載容量を備えている。

車両重量は1900kg前後とヘビー級だが、インテグレイテッド・アクティブ・ステアリングにより、正確で俊敏な運動性能と高速安定性を両立。また、エンジン出力や変速をスイッチで切り替えできるドライビング・パフォーマンス・コントロールも装備している。

新世代エンジンと8速AT、オートスタート/ストップ、ブレーキエネルギー回生などにより、燃費は640iグランクーペが12.4km/L(JC08モード)を達成し、エコカー減税の対象となる。なお650iグランクーペのJC08モード燃費は、現時点では未計測である。

BMW 6 グランクーペ主要諸元表

BMWジャパン公式サイト

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