【BMW】 直6エンジンと組み合わされた総合出力340psの「Active Hybrid 5」を日本市場に導入開始

BMW Active Hybrid 5の画像

BMWジャパンは2012年3月22日、ハイブリッドモデルの第3弾となる5シリーズ セダンの「BMW Active Hybrid 5(アクティブハイブリッド・ファイブ)」の予約受付を全国のディーラーで開始した。このモデルは昨年の東京モーターショーで世界初披露され、BMW伝統の直列6気筒エンジンと初めて組み合わされたハイブリッドモデルでもある。
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すでに7シリーズとX6シリーズに設定されているBMWのハイブリッドモデルは、4.4LのV型8気筒エンジンとモーターの組み合わせであるのに対して、今回は排気量3.0Lの直列6気筒エンジンとのコンビネーションになる。当然ながらこの6気筒も高精度ダイレクトインジェクションやバルブトロニック、ダブルVANOSなど、BMWの最新ターボテクノロジーで武装された新世代エンジンであり、ハイブリッドシステムはトータルで最高出力250kW(340ps)を発揮する。

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↑高性能のリチウムイオン電池(右)がリヤアクスル間に搭載される

その結果、電気モーターが駆動力をアシストするブースト機能による強力な加速性能の他に、60km/hまでのゼロ・エミッション(EV)走行を可能にしている。またパワートレインには滑らかさとクイックな変速で定評のある8速オートマチックトランスミッションを採用。さらにブレーキエネルギー回生システムも備えていることで、燃料消費量とCO2のさらなる低減を実現。10・15モード燃費は14.6km/L(JC08モードは13.6km/L)で、電気モーターを搭載していない535iセダンと比べて約15%も向上している。

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↑245/45R18のランフラットタイヤが標準

なお、Active Hybrid 5はBMWジャパンの扱うハイブリッドモデルとしては初の右ハンドル仕様となる(左ハンドルの設定はなし)。そして希望小売価格はベース車である535iに対して、わずか10万円アップの850.0万円(消費税込み)に設定された。エコカー減税により自動車取得税&重量税が100%免税され、かつエコカー補助金の対象モデルということで、競争力はきわめて高いと言えるだろう。デリバリーは4月中旬からを予定している。

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BMWジャパン公式サイト

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