新型アウディQ5スポーツバックが登場 おおきなグリルで中華風な風貌に?!

アウディ本社は2024年11月26日、モデルチェンジしたクーペスタイルのSUV「Q5 スポーツバック」を世界初公開し、ラインナップを拡充した。

新型「Q5 スポーツバック」は、ダイナミックなシルエットを持ち、デザインと利便性の両立を求める人に強くアピールするモデルだ

Q5スポーツバックは、DセグメントのSUV「Q5」をベースとした派生モデルで、初代は2020年6月に登場し、今回のニューモデルは第2世代になる。プラットフォームは縦置きエンジン用モジュラータイプのPPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバッション)で、ヨーロッパでの市場導入時は3種類のパワーユニットがラインナップされる。

トランスミッションは全車7速SトロニックATを組み合わせており、エンジンはいずれも48Vのマイルドハイブリッドシステム「MHEV plus」が組み合わされ、短距離ながらEV走行も可能だ。そして、今後は外部充電機能と大容量バッテリーを搭載するPHEVモデルも追加される。

エントリーモデル用のエンジンは、150kW(204ps)/340Nmを発生する2.0 TFSIで、前輪駆動となっているが、オプションでクワトロも選択可能だ。ディーゼルエンジンの2.0 TDIは最新のEA288 evo世代のエンジンとなり、出力150kW(204 ps)/40 Nmを発生。このディーゼルはクワトロのみの設定。

シリーズのトップモデとなるSQ5スポーツバックに搭載されるのは3.0LのV6 TFSIエンジンで、出力270kW(367ps)/550Nmを発生する。

ラゲッジ容量は最大515Lで、SQ5スポーツバックはそれよりやや少なく最大470L。リヤシートを倒すと、最大1415L、SQ5スポーツバックは最大1388Lまで収納スペースが広がり、高い利便性を備えている。

デザインは、先代モデルよりさらにシャープで洗練され、フロントの幅広のシングルフレームは高い位置にあり、縦方向の機能的なエアカーテンに挟まれており、鋭く彫刻的なヘッドライトは、洗練された印象を与える。

シングルフレームの下部には大きなエアインテークがあり、そこにセンサーが格納されている。フロントとリヤライトをつなぐ水平のショルダーラインは、リヤライトの上でわずかに持ち上がり、フラットなリアウィンドウとともにルーフアーチを視覚的に強調。Q5スポーツバックのリヤは限界まで伸ばされ、Bピラーから傾斜したルーフラインが生成されている。

新型Q5スポーツバックには、ベースモデルに加え、「advanced」と「S line」の合計3グレードが設定され、さらに、SQ5スポーツバックは独自のエクステリアとなっている。「advanced」バージョンは、ベースモデルと比較し、アクセントを加えたデザインで、18インチの5アームツイストデザインのアルミホイールが標準装備される。

S lineとSモデルは、フロント・エアインテークがより大きく、リヤディフューザーもよりスポーティなデザインだ。シングルフレームは、S lineエクステリアではマットアンスラサイトのクローム調フレーム、Sモデルではマットシルバーのフレームで囲まれている。

大きなLウィング型のサイドエアロチューブが、Q5のスポーティさを強調。Sモデルでは、シングルフレームがマットシルバーのクローム調のL字型装飾によりさらに強調される。また、リアライトは第2世代のデジタルOLEDとなっている。

インテリアは、新しいアウディのデザイン哲学を体現している。アウディMMIパノラマディスプレイとMMIパッセンジャーディスプレイとともに、視覚的に際立つデジタルステージを形成。

コントラストの効いたインテリアデザインは、美しさとエルゴノミクスが融合した3次元的な空間アーキテクチャを作り出している。ソフトなトリムがドアからコックピット全体を通りセンターコンソールまで伸びており、統一感の取れた温かみのある空間を実現している。

この新型Q5スポーツバック、SQ5スポーツバックは、ドイツ国内では12月から受注が開始される。

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