あえて気になるポイントとして、アウディはフォルクスワーゲンのMQBというプラットフォームを使って開発され、Bセグメントサイズでは「ポロ」と共通になるわけだ。そのポロもレベルが高く、A1に迫る性能になってきているので、プレミアムブランドとしての価値をどこで提供していくのか?という点だ。
もちろん、量産ブランドとプレミアムブランドというブランドの違いが一番大きいが、こうしてワインディングを走行してみると、ダイナミック性能において大きな違いは感じられない。もっともデザインや質感といった部分では、その違いはあるがボトムアップのVWとの差が縮まっていると感じた試乗だった。<レポート:高橋明/Akira Takahashi>