2019年2月15日、アストンマーティンは、スーパーGT GT300クラスに参戦している「D’station Racing」と新たなオフィシャルパートナーシップ契約を締結し、チーム名「D’station Racing AMR」として日本のスーパーGT選手権に参戦すると発表した。これによりラグジュアリー・スポーツカー・メーカーのアストンマーティンが、日本のスーパー GTに本格的に復帰し、フル参戦することになった。
「D’station Racing」チームはエンターテインメント企業であるネクサスを母体としたレーシングチーム。「D’station Racing AMR」チームは、2019年シーズンに向けて開発された新型アストンマーティン ヴァンテージGT3を使用し、GT300クラスに1台体制で参戦する。
そして、アストンマーティン・レーシングによる最高レベルのサポートを行なうことが合意されている。そのためマシンのメンテナンスはKTRが担当するが、アストンマーチン・レーシングのテクニカルサポート、エンジニアの派遣が行なわれることになっている。
ドライバーは、藤井誠暢選手、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手。また、8月4日に富士スピードウェイで開催されるスーパーGTシリーズ第5戦「富士500マイル耐久レース」では、ル・マン24時間レースで3回のクラス優勝を果たしているアストンマーティンのワークス・ドライバー、ダレン・ターナー(英国)が第3ドライバーとして加わることになっている。
アストンマーティンは、日本のスーパーGTに2012年に参戦したことがあるが、今回からは最新のヴァンテージGT3を使用し、アストンマーティンのサブブランド「AMRパフォーマンス」のイメージカラーであるダークグリーンのカラーリングを採用。タイヤ・パートナーは、ヨコハマタイヤとなっている。またチームの総監督は元プロ野球選手の佐々木主浩氏が務める。