ホンダは2020年4月6日、軽乗用車のスーパーハイトワゴン「N-BOX」シリーズが普通車を含む新車販売台数において第1位を獲得したと発表しました。これは「日本で一番売れたクルマ」宣言ですね。
人気の秘密
N-BOXシリーズは、2019年度(2019年4月〜2020年3月)の販売台数が24万7707台となり、登録車も含めた新車販売台数としては3年連続のトップ、軽自動車の新車販売台数では5年連続のトップとなっていて、まさに圧勝です。
こうした事実から、軽自動車、特にスーパーハイトワゴンが本当の国民車になっていることがわかります。このスーパーハイトワゴンが支持される秘密は室内空間がたっぷりとあり、両側スライドドアなどの利便性も高く、使い勝手の良さ、維持費の安さなどから幅広い層の支持が得られています。そうしたスーパーハイトワゴンの中でもホンダのN-BOXが人気となるのは、軽自動車の枠を超えた乗用車ライクな性能ではないでしょうか。
ライバルの成績
2019年度(2019年4月〜2020年3月)の軽自動車全体の販売ではダイハツが58万8362台でトップです。2位がスズキの55万4444台で、ホンダは35万7402台で3位となっています。つまりホンダは軽自動車販売の約70%がN-BOXで、他のメーカーに比べスーパーハイトワゴンの比率が飛び抜けて高いのが特長となっています。軽自動車のスーパーハイトワゴンでは、2位はダイハツ・タントですが販売台数は17万2679台、3位はスズキ・スペーシアで15万9799台でN-BOXの24万台とは大きな差があるのも驚きですね。
登録車ではカローラ・シリーズがトップ
一方で、2019年度の登録車販売では、トヨタのカローラ・シリーズが11万4358台でトップ。2位がプリウス、3位がシエンタで、トヨタ勢がトップ3を独占しました。
ただ、同一モデルなのに、別ブランド名のトヨタ・ルーミー(トヨタ店、カローラ店)とタンク(トヨペット店、ネッツ店)、そしてダイハツ・トールの3モデルを合わせますと19万2422台になります。中でもダイハツがトップセラーです。そして、2番手はノア/ヴォクシー/エスクァイアという5ナンバー・ミニバン3兄弟が位置し、実はカローラ・シリーズは3番手になります。
また軽自動車と登録車全体でのランキングでは、トップのホンダN-BOXに続いてやはり、軽自動車ハイトワゴンの日産デイズ/三菱eKワゴンが2位で、トヨタ・ルーミー/タンク/ダイハツ・トール連合は3位となっています。
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