VOL.96 吉田由美のピンポイント&チャームポイント
新型「スズキ スイフトスポーツ」(略してスイスポ)の評判がすこぶるいい!
その魅力を検証してみました!
先日、鮮やかな黄色のボディカラー「チャンピオンイエロー」のスイスポに試乗していましたが、どこにいても注目の的!絶対に“おしのび”ができないクルマです。
好評な理由はいくつかあると思います。
まずは、やり過ぎないデザイン。大開口のハニカムグリルではありつつ、大きすぎない。
リヤに装備されているルーフエンドのスポイラーも、スイスポオリジナルですが、これもまた控えめな感じ。
でもやっぱり一番の魅力は運転していて楽しいことでしょう♪
1.4L 直噴ターボでありながら歴代最強の140PS。
MTが得意ではない私でも、トルクフルなので登り坂が楽しい。しかもペダル配置が絶妙なので、ペダル操作も自然にスイスイ。
またMTにもACC(追従式クルーズコントロール)が設定され、運転の楽しさと疲労軽減、そして安全性との両立がなされています。
ちなみにボディカラーは「チャンピオンイエロー」でしたが、インテリアのポイントには、赤のアクセント。メーターパネル、ダッシュボード、センターコンソール、ドア内側部分やシートのステッチにも赤のアクセントが施され、なかなか派手。
私が乗ったクルマにはオプションのフロアマットが搭載されていましたが、それが黒いチェッカーフラッグ柄の真ん中に赤の太いラインを施した手作り風マット。
特に真ん中の赤いラインが太いのでバッチリ目立ちます。
でも私、これで全てを悟りました。
「スイスポ」の魅力は、いい意味での“ちょいダサ“。
どんどんほかのメーカーがエクステリアやインテリアのデザインを洗練させて、質感を向上させています。しかし、ユーザーさんの中ではちょっと気遅れする方がいるのかも。
それは、お洒落なデザイナーズマンションやデザインホテルで、お部屋がスタイリッシュすぎるとなんとなく落ち着かないのと同じで、たまにだと新鮮でいいけれど、毎日そこで生活するとなると、too muchなのと同じ。いい意味での“隙”や“野暮ったさ”があったほうが、親近感が湧いて好感度も高いように思います。
そのあたりを、もしスイスポが計算し尽くして作っているとしたら凄い!・・・もしかしたら本当に計算されているかもしれませんね。