吉田由美のピンポイント&チャームポイントVOL29
「フォード・マスタング」は、2014年に誕生から50周年を迎え、今回の新型マスタングで7代目となりました。
今回のマスタング、ラインアップには5.0L V8型エンジンモデルとコンバーチブル、そして2.3Lの右ハンドル設定もありますが、その日本導入は2015年後半までお預けなんです。そのため、日本では50周年を記念して造られた特別仕様の限定車「マスタング50イヤーズエディション」が、レギュラーマスタング(?)よりも先に導入されることになりました。
マスタングといえば、骨太感のあるデザインと低めのドロドロとしたエンジン音が個性的かつ魅力で、アメリカのみならず、日本でも人気です。一見「ザ・男のクルマ」という印象ではあるのに、自分のスタイルを持った女性にも人気があるという意外性もあります。
その男性的な外見でありながら、新型では2.3L直列4気筒直噴インタークーラー付きターボエンジンを採用し、外見に似合わず(?)燃費にも考慮。フォード自慢の2.3Lの「エコブーストエンジン」です。
そして、この「50イヤーズエディション」には、グローブボックスにアルミのプレートがあったり、リヤエンブレムが専用だったりと、あちらこちらにスペシャル感がトッピングされています。
しかし、私が今回、刺さったポイントは、夜や暗い場所でクルマの運転席や助手席の外側足元を照らすウエルカムライト。
こちら、いろいろなクルマでも個性的な演出で、クルマに乗る前から楽しさ倍増なのですが、新型マスタングではマスタングのトレードマークである「馬」の絵が地面に映し出されます。
もちろん、これは暗い場所でしかわからないし、車を降りた時&乗り込む前にしか見ることができませんが、それが特別な時間やおもてなしのような気がして…こういう遊び心のある演出…私は好きです!
でもなんかこれ、輸入車で流行っているみたいですけど、日本車ではあまり見かけないような…。今後、このウェルカムライトブームは、日本車にも来るかも!? しかも、デザイン次第では、クルマ好きを増やしたり、女性がクルマに興味を持つきっかけになったりしてね、なんてことも思っちゃいました。