吉田由美のピンポイント&チャームポイントVOL.69
アメリカンプレミアムラグジュアリーブランド、キャデラックの最高峰、フラッグシップモデルの「CT6」。
フルサイズのその堂々としたボディサイズは全長5190㎜×全幅1885㎜×全高1495㎜。あら?全長こそ5メートル超えながら、全幅は意外にも思ったほどでもありません。
しかし、そのデザインからなのか、堂々としたたたずまいには違いありません。3.6L V6型エンジン、8速ATで、340馬力を叩き出します。
しかし、“アメ車”=燃費が良くない、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、新型「CT6」は違います。
巡航のときなど、使わない気筒を休ませる「アクティブフューエルマネジメント」と8速ATの組み合わせで燃費も向上しているのです。
ただでさえ燃料タンク容量が74Lと大きいので、給油時にガブガブガソリンを呑み込むのは、私のような小心者には体に良くありません。まっ、「CT6」に乗るような人はそんな気の小さな人はいないかもしれませんが、それでも世の中の流れとして、燃費がいいことは嬉しいことではあると思います。
安全技術も「ハイテク・インフォテイメントシステム」を採用し、例えば夜間走行時にハンドル奥の画面内に大型動物などを表示するシステム「エンハンスドナイトビジョン」などがあります。
しかし私としては「CT6」のシートにメロメロ。肉厚で座り心地が良く、まさに包まれている感じ。まるで「お姫様抱っこ」をされているような居心地の良さ。さらに、ドア脇のスイッチを押すと、マッサージが始まります。
これは運転席だけではなく、助手席にも、後席にも。つまり全席、マッサージ機能付きという贅沢。さらにさらに、路面の衝撃を和らげる「マグネティック・ライドコントロール」によって、より滑らかな乗り心地。
贅沢といえば「CT6」で、はじめてBOSEのプロ仕様オーディオ「BOSE パナレイ」の34個のスピーカーが、音の世界でもラグジュアリーで包んでくれます。
そんなこんなが、CT6への安心感へと繋がっているのです。男性の皆さんもきっと“お姫様抱っこ”気分を味わえると思いますよ!