VOL.111 吉田由美のピンポイント&チャームポイント
今から48年前の1970年、初代ジムニーが誕生し、2代目が1981年。1998年に3代目が登場、それから20年。やっと今年、4代目のジムニーが登場。
ジムニーはこれまで“本格派生活四駆”というまさに生活に密着する実用車として活躍してきました。Aピラーを立たせてスクエアなボディや、厚みを感じさせる鉄板なのは、雪下ろしをしやすくするため。生活を助けるためのクルマに必要な機能をデザインしたらジムニーになったのかもしれません。
そして注目したのは新型ジムニーのボディカラー。
「ジムニー」のコミュニケーションカラーは蛍光イエローの「キネティックイエロー」。
一方の「ジムニー シエラ」のコミュニケーションカラーは、ファッションでも今年大流行のカーキ「ジャングルグリーン」。ある意味、正反対の色ですが、全9色、2トーンカラーは3色。さらに「ジムニー」にだけキネティックイエロー×ブラックトップ2トーンの設定が用意されています。
ちなみに某自動車ジャーナリストの方はキネティックイエローを購入したとか。
私だったら「ジャングルグリーン」か、「シフォンアイボリー」もいいな。男っぽくなるけど「ミディアムグレー」でもいいかも。でもやっぱり「スペリアホワイト」かな・・・。悩みます。
新型ジムニーの発表会会場でお会いしたスズキの鈴木俊宏社長に、どの色がお好きか質問するとご本人は明言を避けていた様子でしたが、「デザイナーはグレーがいいって言ってましたよ」とのこと。
そうそう、この濃いグレーの「ミディアムグレー」は、「アルト」の最上級グレード「X」で2色に塗りわけられたバックドアに使われていたグレーと同じ色という話を、新型ジムニーの事前取材会で聞いたことを思い出しました。その時は正直、微妙だと思っていましたが、ジムニーのボディカラーだと確かにカッコイイ!
「アルト」といえばCMキャラクターはベッキーさんを起用していましたが、いわゆる「ゲス不倫」で確か契約が打ち切りになったり、と影響があったはず。しかしベッキーさんも新たな恋を見つけてシアワセに向かっている様子ですし、この「アルト」のグレーも20年ぶりの新型「ジムニー」で新しい道を進んで、めでたしめでたし、です。