吉田由美のピンポイント&チャームポイントVOL11
2014年の今年6月に発売される話題の軽自動車「ダイハツ・コペン」の試乗会へ行って来ました。「ダイハツ・コペン」は、昨年の東京モーターショーで初公開されましたが、先代のコペンは軽自動車なのにオープンエアが楽しめることで、人気の高かったモデル。今度のコペンはボディが着せ替えできることでも話題になりましたよね。
そんな新型「コペン」の試乗…と言っても、コペンに盛り込まれた技術などの話は聞けましたが、試乗時間はわずか10分!しかも、ボディのシルエットはそのままだとは思いますが、デザインに関しては白と黒のカモフラージュ付きで、そのあたりは6月の発表までお預け。
自動車ジャーナリストの方の中には「20~30m走ったらそのクルマがわかる」という方もいますが、私はじっくり乗らないとわからない派。だからクルマことはちゃんと乗れた後に、レポートしたいと思います。それにしてもわずか10分間の中でMT、AT、それぞれのオープン時とクローズ時の4パターンを乗り、バタバタでした。
そんな中、私が気になったのはオープン部分です。
私も一時、オープンカーを所有していたことがあり、その時の決め手は「バリオルーフだったから」。新型コペンももちろんバリオルーフ…つまり、ハードトップの屋根です。こちら、コストの問題で走行中の開閉は断念したらしいのですが、完全停止の状態だと約20秒で開閉できるとか。
そして私が注目したのは、トランクルーム内の仕切り用カバー。正式名称はわかりませんが、ラゲッジスペースと屋根を収納する部分を仕切るカバーです。これがだいたいの場合、カバー下部分にも少し荷物が置ける状態になっていて、それを覆うようにカバーがかかりますが、新型コペンの場合はトランクスペースの広さも深さも浅いせいか、トランクルームの底部分に添うような形でカバーが拡げられて仕切られます。
それを見た時に私「この収納術って風呂敷に似ているな、と…(笑)」。西洋では、何かを包装するときには、上から包んだり、袋に入れたりしますが、日本には“風呂敷”という奥ゆかしい文化があります。
軽自動車が日本の自動車文化のひとつなら、この風呂敷風(?)収納術も日本の文化なのかも!?