アコードハイブリッドを借りてあちこち乗ってみた。
暇人が、クルマを借りてドライブしているようにも聞こえるが、ちゃんとした仕事です。乗っている姿は遊びも仕事も大差ないが、脳みそは一応使って試乗しているのです。
どこへ行ったかというと地図を見てほしい。なかなかの走行距離。しかも1日の移動量。
高速道路、ワインディング、市街地とステージは文句なし。これでサーキットでも走ればフルコースという贅沢三昧な試乗。さぞやいいレポートが書けるだろうと、自分にプレッシャーをかけてみる。
この試乗した距離は、別の試乗会に向かうための移動で、アコードハイブリッドをレポートしつつ、他の新型車もドライブ。どんだけ運転するのが好きなんだ?という一日。
朝、拙宅を出てからずっとひとりで運転する。新型車なので、わからない操作系もあるので、発進するまでいろんなことをやって、あ~でもない、こ~でもないと出発前儀式を済ます。
よく言われているように、「最近のクルマはスイッチが多くてわかりにくい」
特に、ACCやオーディオ、ナビが分かりにくい。が、アコードはそれほどでもなかった。
「え~このスイッチは・・・あ~こうなるのか」
「えっと、オドメーターをゼロにするのは、どこにあるんだ?」
など、ひとりぶつぶつ言いながらクルマは発進しない。
外から見れば、「このおっさん、誰としゃべってんだ?」という不審人物に違いない。
だいたい、理解できたところでようやく発進。
アコードにはシフトレバーがなくボタンスイッチ。アストンマーティンとか、ランボルギーニなんかがそうだ。「これはアコードハイブリッドだぞ」っと。
ドライブ中はいろんなことを試してみる。
高速道路ではアダプティブクルーズコントロール系の自動追従とか、レーンキープだとか。もちろん、ハンドリングや乗り心地のチェックもする。路面からの衝撃をタイヤ、ダンパー&サスペンション、ブッシュ、シートがどうやって吸収しているか?なんかを自分のセンサーで体感していく。
お~!そうか。と思った人がいたら嬉しい。
この職業、かなり適当と思われているフシがある。
試乗は、ず~とひとりですよ。この日は試乗会があったので、いろんな人にも出会いましたけど、普通レポートをする仕事は一日中一人ですからね。
一人好きの方はぜひ、この業界に足を踏み込んだらどうだろう。生活の保証はしませんけど。
試乗レポート、少しお待ちを。