【コラム】大阪バステクフォーラム 世界のバスからコンニチワ

クルマと過ごす日々 vol.27

普段は乗用車ばかりを記事にして、試乗もしているのですが、今回はバスです。

ここで最初に紹介するのが、中国のバス。メーカーは「ヤーシン」で中型のバスです。エンジンはカミンズ製でMTとの組み合わせ。トルコンATもあるようです。日本ではオノエンジニアリングが輸入販売しています。

クルマと過ごす日々 vol.27 中国ヤーシン製バス
キャンギャルもいます。見た目いいっすよね

内装も豪華。リモコンで開閉するドアやトランクルームも特徴です。

クルマと過ごす日々 vol.27 中国ヤーシン製バス インテリア
レザーシートです。3列は豪華モデルの基本スペックみたい
クルマと過ごす日々 vol.27 中国ヤーシン製バス コックピット
長いシフトレーバーは時代遅れ感ありますが、ATもあります

次に紹介するのは現代です。こちらは韓国製ですが、国内でバカ売れしているらしいです。このバスは「ヒュンダイ・ユニバース」で、平成28年度規制をクリアしている最新モデル。ダウンサイジングしたエンジンは1万CC。そして衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、VDCを装備しています。

クルマと過ごす日々 vol.27 韓国ヒュンダイ ユニバース
韓国・現代自動車のユニバース
クルマと過ごす日々 vol.27 韓国ヒュンダイ ユニバース インテリア
シートベルトは全席3点式を装備しています
クルマと過ごす日々 vol.27 韓国ヒュンダイ ユニバース コックピット MT車
AT仕様はZFの6速を搭載しています。MTは自社製
クルマと過ごす日々 vol.27 韓国ヒュンダイ ユニバース フロントスタイル
こちらは試乗できます。運転も客席もどちらでも試乗可能
クルマと過ごす日々 vol.27 韓国ヒュンダイ ユニバース ZF製AT車
ATはボタン式シフト。NSXやアストンマーティンもボタン式。。。関係ないけど
クルマと過ごす日々 vol.27 韓国ヒュンダイ ユニバース 豪華仕様インテリア
豪華仕様は横3列です

続いてスウェーデンのトラック・バスメーカーSCANIA(スカニア)です。欧州行くとかなりの台数が走っています。このバスは2階建て夜行高速バス仕様。写真は「スカニア/バンホール アストロメガ」です。客席数2階48人、1階10人で東京-大阪、神戸間で運行しています。

クルマと過ごす日々 vol.27 スウェーデン スカニア バンホール アストロメガ

エンジンは410psで12速AMTを搭載。日本専用サイズに変更してあるそうで、ジャムジャムエクスプレスという会社が運行しているようです。

クルマと過ごす日々 vol.27 スウェーデン スカニア バンホール アストロメガ 乗降口
バス中央が入り口。すぐ左手の階段で2階へ
クルマと過ごす日々 vol.27 スウェーデン スカニア バンホール アストロメガ 1階インテリア
さすがに天井は低い。子供以外は中腰を強要されます
クルマと過ごす日々 vol.27 スウェーデン スカニア バンホール アストロメガ 2階先頭席
2階の先頭部。争奪戦になりそうな席

クルマと過ごす日々 vol.27 スウェーデン スカニア バンホール アストロメガ コックピット

クルマと過ごす日々 vol.27 スウェーデン スカニア バンホール アストロメガ ナビゲーションモニター
ナビが可愛く感じる
クルマと過ごす日々 vol.27 スウェーデン スカニア バンホール アストロメガ ステアリングスイッチ
なんとACCがあります。高度運転支援装置付きのバス。びみょう〜

JRバスですが、ビックリの豪華さ。「ドリーム ルリエ」というバス。ドリーム史上、最上のくつろぎだそうです。2017年大阪-東京間に投入。バスは日野セレガハデッカがベースの改装車。wi-fiも装備しています。

クルマと過ごす日々 vol.27 日野 セレガハデッカ JRバス ドリーム ルリエ
外観は内装ほど特別な感じはしないが・・・
クルマと過ごす日々 vol.27 日野 セレガハデッカ JRバス ドリーム ルリエ インテリア 個室
パーテーションで区切られた個室
クルマと過ごす日々 vol.27 日野 セレガハデッカ JRバス ドリーム ルリエ 個室内部
飛行機のビジネスクラスのようなつくり
クルマと過ごす日々 vol.27 日野 セレガハデッカ JRバス ドリーム ルリエ 個室シート プレミアム
シートはこんな感じ。すげ〜

最後は路線バス仕様。三菱ふそうのローザ4WDです。このバスは岐阜高山エリアの濃飛乗合自動車(名鉄グループ)が使用している小型4WD路線バス。行先表示器やワンマン機器の搭載方法など工夫したエムビーエムサービスという会社が架装、改造したもの。

クルマと過ごす日々 vol.27 三菱ふそう ローザ4WD エムビーエムサービス 濃飛バス 乗降口 整理券発券機
整理券を取りやすく配置
クルマと過ごす日々 vol.27 三菱ふそう ローザ4WD エムビーエムサービス 濃飛バス 行き先表示板
行先表示板を製造するメーカー
クルマと過ごす日々 vol.27 三菱ふそう ローザ4WD エムビーエムサービス 濃飛バス ステップフロア
何が特徴かよくわかりません

とまぁ、普段とは全く別の世界を覗いてきたわけですが、他にも、タービンメーカー、ホイールメーカー、シートメーカーなどなどの部品メーカーまで出展していましたが、全部はご紹介できません。毎年やっているそうなので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。

また、路線バスのような限定的なエリアでの限定的な使い方をするバスは、自動運転やEV化、車車間通信、路車間通信、DSSSなどのITS普及はこうしたゾーンから始まると思います。まじめに注目してみようと思います。

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