クルマと過ごす日々 vol.27
普段は乗用車ばかりを記事にして、試乗もしているのですが、今回はバスです。
ここで最初に紹介するのが、中国のバス。メーカーは「ヤーシン」で中型のバスです。エンジンはカミンズ製でMTとの組み合わせ。トルコンATもあるようです。日本ではオノエンジニアリングが輸入販売しています。
内装も豪華。リモコンで開閉するドアやトランクルームも特徴です。
次に紹介するのは現代です。こちらは韓国製ですが、国内でバカ売れしているらしいです。このバスは「ヒュンダイ・ユニバース」で、平成28年度規制をクリアしている最新モデル。ダウンサイジングしたエンジンは1万CC。そして衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、VDCを装備しています。
続いてスウェーデンのトラック・バスメーカーSCANIA(スカニア)です。欧州行くとかなりの台数が走っています。このバスは2階建て夜行高速バス仕様。写真は「スカニア/バンホール アストロメガ」です。客席数2階48人、1階10人で東京-大阪、神戸間で運行しています。
エンジンは410psで12速AMTを搭載。日本専用サイズに変更してあるそうで、ジャムジャムエクスプレスという会社が運行しているようです。
JRバスですが、ビックリの豪華さ。「ドリーム ルリエ」というバス。ドリーム史上、最上のくつろぎだそうです。2017年大阪-東京間に投入。バスは日野セレガハデッカがベースの改装車。wi-fiも装備しています。
最後は路線バス仕様。三菱ふそうのローザ4WDです。このバスは岐阜高山エリアの濃飛乗合自動車(名鉄グループ)が使用している小型4WD路線バス。行先表示器やワンマン機器の搭載方法など工夫したエムビーエムサービスという会社が架装、改造したもの。
とまぁ、普段とは全く別の世界を覗いてきたわけですが、他にも、タービンメーカー、ホイールメーカー、シートメーカーなどなどの部品メーカーまで出展していましたが、全部はご紹介できません。毎年やっているそうなので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。
また、路線バスのような限定的なエリアでの限定的な使い方をするバスは、自動運転やEV化、車車間通信、路車間通信、DSSSなどのITS普及はこうしたゾーンから始まると思います。まじめに注目してみようと思います。