みなさん、こんにちはFMヨコハマ「ザ・モーターウィークリー」DJの藤本えみりです。先日、富士スピードウェイで行なわれた「富士ワンダーランドフェス」というイベントに行ってきました。
富士スピードウェイが50周年を迎えた記念イベントで、開業したのは1966年だそうです。以来、ビッグレースや国際レースを数多く開催しています。
私、ザ・モーターウィークリーのDJを始めてから、年に何回も富士スピードウェイにお邪魔していますが、初めて来たのは小学生の時でした。家族でF3000(現在のスーパーフォーミュラ?)を観に来たのが最初です。あっ、年齢がバレますね(笑)
もう大昔のことですけど、レーシングカーを実際に初めて目の前で見た時、その速さと音の迫力に興奮したのを今でも覚えています。
この「富士ワンダーランドフェス」は、そんな、懐かしの興奮をもう一度感じさせてくれるイベントです。かつて、富士スピードウェイで開催された「日本グランプリ」や「富士グランチャンピオンシリーズ」のレーシングカーが一堂に集まり、当時のレースシーンを振り返りながら走行するんです。
■往年のレースカーに大興奮?!
迎えたイベント当日、富士スピードウェイは朝からすごい盛り上がりでした。聞いたところによると、こういう「往年のレーシングカーが集合するイベント」って、なかなかないんですって。(この日の来場者数は、約3万1000人!)
まずは私も、来場者のみなさんと同じように、展示車両を順番に撮影していきました。しかし、どれも貴重なクルマだと聞いたのですが、正直言って、わからないクルマばかり(笑)。
それでも、今とは全く異なるデザインのレーシングカーは、見ているだけでも
ワクワクしました。
例えば、どんなクルマが展示されていたのかというと、1960年代、日本グランプリで活躍した、「タキ・レーシング ローラ T70 Mk3」や「いすゞベレットR6スパイダー」。
このベレットR6スパイダーは、第1回日本グランプリにも参戦した、レジェンドドライバーの津々見友彦さんがドライブしていました。一緒に記念写真も撮ってもらいました。
そして1970年代の富士グランチャンピオンシリーズの「シェブロン B19」、「スタンレーマーチ」、また1985年の「レイトンハウスマーチBMW」も。このレイトンハウスを見て、「バブルのイメージだなぁ…」と呟いていた高橋P。
こうやってクルマの名前を挙げている時も、写真と資料をにらめっこしながら書いているんですけど、私にとっては初めて見るクルマばかりなので逆に新鮮に感じましたし、「どんなクルマなのか?」とすごく興味が湧きました。
昔のレーシングカーってカクカクしているイメージがあったけど「こんなに綺麗な流線型だったんだな」と思ったり、フォーミュラカーを見た時は、「昔はシートが車体の前方にあったけど、徐々に中央に配置されるよう変わってきているんだよ」と教えてもらい、マシンの進化について考えてみたりとか。
実際に目の前で見ると、いろんなことを知りたくなりますよね。こういうイベントは、昔のレースを知らない若い人にこそ見てもらって、レースに興味を持ってほしいな、なんて思いました。(偉そうにーって言われそう)
そしてこのイベントで一番嬉しかったのが、貴重なF1マシンを生で見れたことです!
国内初のF1が開催されたのが、1976年。もちろん私はその当時を知らないんですが、映画「ラッシュ/プライドと友情」(2013年公開)を観て、この1976年のF1のことを知ったんです。2人の天才ドライバー、フェラーリのニキ・ラウダと、マクラーレンのジェームス・ハントの熱い闘いと友情にホント感動したんですよね。
このイベントでは、その時のマシンの走行もあったんです!
40年前のマシンですが、ものすごいオーラがありました。エンジン音も、体中に響き渡ってくるような感じで、大迫力なんです。本物が見られて感激しちゃった!
ザ・モーターウィークリーのオープニングテーマでお馴染みの、マリオ・アンドレッティのJohn Player Specialの「ロータス77」も走っていましたよ。
当時を知っているファンの方々はもちろんですが、当時を見たかったな~と思っていた世代の方々も感動できる、スペシャルなイベントだと思いました。またぜひ、こういうイベントがあったら見に行きたいって思ったフェスでした。