アウディ ジャパンは、2008年〜2014年の期間に輸入され販売した「A1」、「A3 」、「TTクーペ」の7速乾式DSGの一部に不具合があるとしてリコールを2020年5月27日に届け出しました。
このリコールは本国からの情報によるもので、国内での不具合は発生していません。不具合の内容は、7速乾式Sトロニックのメカトロニクス部のアッパーハウジングのねじ切り加工が不適切なため、耐久性が不足しているユニットがあるというものです。
不適切なねじ切り加工の場合、アキュムレーターの継続的な油圧変化による疲労の蓄積により、アッパーハウジングに亀裂が発生し、最悪の場合は油圧が低下して駆動力が伝達されず走行できなくなる恐れがあるというものです。
対策は該当車両のアッパーハウジングの製造識別マークを点検し、リコールに該当する製造識別マークの場合はアッパーハウジングを交換することになります。
今回のリコール対象は2008年〜2014年の期間に輸入された「A1」、「A3」、「TTクーペ」で、合計3433台となっています。