トヨタは2019年4月16日、中国で開催中のオート上海で「C-HR」、「IZOA」の電気自動車(EV)を世界初披露した。EVの「C-HR」、「IZOA」は、トヨタ・ブランドとして中国市場に初投入となるEVで、2020年に販売を開始するという。
2030年に向けての電動化
またトヨタの中国の研究開発拠点であるTMECで開発した「中国の90后(ジョウリンホウ:1990年以降生まれ)の若者の価値観やライフスタイルに合うクルマ」として提案するEVコンセプト車「RHOMBUS」を始め、様々な電動車を出展した。
「C-HR」「IZOA」はいずれもTNGA-Cを使用したC-HRをベースにした電気自動車で、量産を前提にしたモデルだ。
トヨタはその他にも、中国初披露となるRAV4、アルファード/ヴェルファイアのハイブリッド・モデルや、2019年3月から販売を開始したカローラ、レビンのプラグインハイブリッド車(PHV)など電気駆動車を出展した。
さらに燃料電池自動車(FCV)について、吉田守孝副社長は「2017年から中国で燃料電池車MIRAIの実証実験を開始しており、FCコースター(小型バス)の中国導入など、様々な検討を進めていきます」と語っている。
トヨタは中国で初披露した「C-HR」、「IZOA」という2車種のEVを皮切りに、2020年代前半にはグローバルで10車種以上のEVを予定しており、2030年「グローバル電動車販売550万台以上」の目標を掲げている。