{新たな自動車企業形態を創出したテスラ}
2003年にイーロン・マスクらによって、アメリカ・シリコンバレーを拠点に自動車会社を設立。社名は物理学者ニコラス・テスラにちなんで命名されている。テスラは投資家から資金調達を行ない、企業規模を拡大するという新たな起業方式で成長を続けている。
最初のモデルとなったのは2008年のテスラ・ロードスターで、リヤドライブのスポーツカー。ロータス・エリーゼのシャシーをベースに共同開発。バッテリーに民生用のリチウムイオン・バッテリーを使用する特徴がある。2009年、セダンタイプのモデルSが発表され、家庭用コンセントから充電できるバッテリーであり、しかも一回の充電時間がわずか45分で、最高300マイル(483km)という航続距離を持っている。
日本国内では、2010年にテスラモーターズがロードスターの導入を開始。