スズキは2020年11月19日、軽自動車「ハスラー」、「アルト・ラパン」のHIDヘッドライトに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は市場からの406件の報告によるもので、ディスチャージ(HID)ヘッドライトが製造管理が不適切であったため、ヘッドライト ソケット内のパッキンに揮発性のシリコン化合物が残留しているものがあるというものです。
そのため、当該残留物がランプの点灯した時の熱で揮発し、HIDバルブとソケットの接点に付着して、接点で発生するアーク放電熱によって絶縁体の酸化シリコンが生成され、導通不良となり、ヘッドライトが点灯できなくなる恐れがあるというものです。
対策は、ヘッドランプソケットを良品に交換するとともに、HIDバルブを新品に交換することになります。
該当車両は2013年12月から2018年8月までに生産された、ハスラー、アルト・ラパン、OEMモデルのフレア・クロスオーバーの3車種で、合計34万3877台です。