横浜ゴムは2025年8月5日、アジア地域最大のクロスカントリーラリー「アジアクロスカントリーラリー2025(AXCR)」(8月8日~16日に)に参戦する20台以上の出場車にSUV・ピックアップトラック用マッドテレーンタイヤ「ジオランダー M/T G003」を供給すると発表した。
「チーム三菱ラリーアート」や「TOYOTA GAZOO Racing Indonesia」などの強豪チームとともに総合優勝を目指す。

「ジオランダー M/T G003」はあらゆるオフロード路面で高い走行性能を発揮するとともに、優れたロングライフ性能を追求し、オフロード感を強調した逞しくアグレッシブなデザインのタイヤだ。
「ジオランダー M/T G003」をはじめとした「ジオランダー」シリーズの高いオフロード性能はレースでも数多く実証されており、「AXCR」では2022年と2023年に2年連続の総合優勝を果たしている。

「チーム三菱ラリーアート」はタントスポーツ(タイ)が運営するラリーチームで、三菱自動車/ラリーアートが技術支援している。2022年はAXCR初出場で同社の世界戦略車となる1トン・ピックアップトラック「トライトン」で総合優勝を果たし、2023年も同年7月に発売開始したばかりの新型「トライトン」で3位入賞、2024年は5位入賞を果たした。
今回は新型「トライトン」3台体制での出場を予定しており、2022年の覇者であるチャヤポン・ヨーター選手が出場する。そして2024年5位を獲得した田口勝彦選手は前回仕様をベースとした改良車両、2024年初出場で完走を果たした小出一登選手は競技用に最適化されたオートマチックトランスミッション車で参戦する。


「TOYOTA GAZOO Racing Indonesia」はAXCRにおいて2023年に総合優勝を果たしており、今回は王座奪還を目指し、アジアを中心に販売されている人気のフレームタイプSUV「トヨタ・フォーチュナー」を2台体制で参戦する。
ドライバーは日本を代表するオフロードレーサーであり、2024年4位を獲得した塙郁夫選手と2023年に準優勝を果たしたトゥバグス・アディ・モレンシャディ選手。

そのほか、2024年の2、3位入賞者を擁する「ISUZU SUPHAN YOKOHAMA LIQUI MOLY RACING TEAM」や2023年に総合優勝した青木拓磨選手などがジオランダー装着車で参戦する。